毎日ひきたてのブラックペッパーや独自のブレンドバターを使用し、オリジナリティーの高いステーキを低価格で提供している「ペッパーランチ」は、洋食系ステーキＦＣチェーンである。平成６年の４月からＦＣ展開を始め、現在四四店舗を展開。順調な成長を続けている。

そのペッパーランチＦＣ加盟店である菊名店は、今年４月１０日にオープンした。東急東横線の菊名駅東口から徒歩一分の商店街の中にあり、坪数・席数一五坪・一六席、平均客数一日二七〇人で、月商六五〇万円を売上げている。

オーナーは中間見冶さん（５０）。平成１０年９月に出店したあざみ野店に次いで二店目の出店である。もともと電気系のエンジニアをしていた中間さんは、若いころから飲食店を持つことを夢見ていた。四五歳の時に会社を退職し、労力をかけず、効率良く開業しようとＦＣを活用することを考えた。

二年かけてＦＣ本部の選定を行い、ペッパーランチへ加盟した。提供される料理のおいしさに感激し、また、ＦＣ本部で、堅実な目標を持って取り組んでいる社長の話を聞く中で、今後の成長性を確信したからだ。「体力的には厳しいですが、今は仕事にやりがいを感じ、苦になりません。従業員と一緒に気分良く働き、常連のお客さんと話をすることに喜びを感じています」と中間さんは語る。三店目の出店を目標に、充実感のある日々を送っている。

◆開業資金内訳=加盟金一五〇万円、保証金一二〇万円、内装費一八〇〇万円、外装設備費六〇〇万円、広告費・研修費等二〇〇万円、合計二八七〇万円

◆「ペッパーランチ」菊名店／オーナー=中間見冶（５０）／所在地=神奈川県横浜市港北区菊名六‐一‐六、０４５・４３９・０２８８／開店日=平成１３年４月１０日／営業時間=午前１１時～午前１時、無休／坪数・席数=一五坪・一六席／平均客数=二七〇人／客単価=八三〇円／平均月商=六五〇万円／従業員数=四人（うち二人はあざみ野店勤務）（アルバイト一四人）