ナムコ・ナンジャタウンにアイスクリームのテーマパーク誕生

2003.08.04 271号 21面

アイスクリームの名所が東京・池袋に誕生した。(株)ナムコは7月18日、池袋サンシャインシティ内にあるナムコ・ナンジャタウンに、フードテーマパーク「アイスクリームシティ」をオープンさせた。韓国のかき混ぜかき氷「パッピンス」や日本各地のアイスを三〇〇種類以上も集めた「カップアイス博物館」など、今までにないアイスクリームショップ九店舗が集まった。

17日のオープニングセレモニーで中村雅哉(株)ナムコ代表取締役会長は「今までのアイス概念を覆す豊かな可能性を実現。アイスクリームルネサンスをテーマにした逸品を集結した」とあいさつした。総事業費三億円、初年度入場者数一〇〇万人を見込み、売上高六億円を目指す。

ナムコは、横浜のカレーミュージアムや池袋の餃子スタジアムなどフードテーマパーク八つをプロデュースしてきている。昨年夏に、ナムコ・ナンジャタウン内で全国各地のアイス一〇〇種類を一堂に集結した「アイスクリーム博覧会」を開催したところ、大変な反響のため、今回「アイスクリームシティ」を常設した。

ナンジャタウンは、六つの街に二四のアトラクションがあるテーマパーク。その中の一角にアイスクリームシティを新設。かき混ぜて食べる韓国アイス「パッピンス」、トルコの伸びるアイス「ドンドルマ」、日本初出店のドイツ「ショラーショップ」、フレンチスタイルの「サラダアイス」を提供する「オーベルジュ・ドゥ・ヒゲ」と世界四ヵ国のアイスが楽しめる。

日本では、鹿児島の「天文館むじゃき」からかき氷にフルーツをトッピングした「氷白熊」、沖縄からは米国のブルーシール社直営店「ビックディップ」「ネオシティングルーム」から和風スイーツの「あげぱんあいす」を紹介。三〇〇種類以上の全国のカップアイスを集めた「カップアイス博物館」、ご当地のソフトクリームを集めた「ソフトクリームBAR」と全部で九つの店舗で運営していく。

オープニングセレモニーで(社)日本アイスクリーム協会の鶴丸健彦会長は「アイスクリームシティがオープンしたことで、一人でも多くの人がアイスクリームの楽しさや魅力の虜になってほしい」と期待を込めてあいさつした。

〈施設概要〉▽業態=アイスクリームのフードテーマパーク▽面積=六六〇平方メートル(約二二〇坪)▽協力=(社)日本アイスクリーム協会、赤城乳業(株)、井村屋製菓(株)、江崎グリコ(株)、オハヨー乳業(株)、カネボウフーズ(株)、協同乳業(株)、明治乳業(株)、森永製菓(株)、森永乳業(株)、(株)ロッテ、ロッテスノー(株)、(株)アイスクリーム流通新聞社

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