シェルフーズ、業界初「殻付きあさりソース&シェフスパ」業務用に本格販売
シェルフーズ(東京都)は業界初の「殻付きあさりソース&シェフスパ」(冷凍)=写真=を業務用に本格販売する。ソースのアサリは国産を使用し、殻と中身は一対(製法特許)で砂抜きは独自製法で完璧に実施しており、パスタは半ゆで(特許発明)で、ソース(水分)の浸透とからまりで程よいアルデンテに味わい深く仕上がる。自然解凍した状態で調理すると電子レンジ500Wで6分、フライパンで2~3分と本格的な殻付きアサリパスタが手軽に調理できることから、居酒屋や喫茶店など調理人が不足だったり、厨房設備が整っていないが本格的パスタをメニュー化したいという飲食店に提案していく。
シェルフーズの大迫功社長は製麺設備業界トップのトムを設立、製麺コンサルタントなど製麺業に長年携わり、麺のシステム化における第一人者である。08年に以前から研究開発していた無菌包装による業界初の「あさり殻付ソース」製法特許公開を機にシェルフーズを設立、09年に熊本県八代市の味の嵯峨に殻付きあさりソース製造工場として認定指定し、千葉県九十九里町に殻付きあさりソース製造工場を開設したことから、業界初「殻付きあさりソース&シェフスパ」の本格販売を始めた。
ソースは「ボンゴーレ和風ペペロンチーニ」「ボンゴーレ和風ジェノバ」(各200g)の2種類で、麺はデュラムセモリナ100%使用のイタリアデヴェラ社の乾麺を半ゆでで無菌包装して冷凍している。
販売目標は月間1万食で、製造能力は同4万食ある。現在は楽天で8食5500円(送料込み)で好評販売中だが、業務用に販路を拡大することでアサリの浜の活性化、飲食店への本格パスタメニューの簡便導入で外食機会の促進などを提案していく。