数字で読み解くフードサービストレンド:外食での「1人喫食(おひとりさま)」

2026.07.06 569号 06面
外食業態イートインの1人利用 市場規模推移(兆円)

外食業態イートインの1人利用 市場規模推移(兆円)

●2025年の市場規模は約2.7兆円で過去最高規模に

サカーナ・ジャパン(エヌピーディー・ジャパンより社名変更)が提供する、外食・中食市場情報サービス『CREST』によると2025年1~12月計の外食業態イートインにおける1人利用の金額市場規模は約2.7兆円で、過去最高規模となりました。コロナ禍前の2019年までは1人喫食の規模は2兆円程度で推移していました。コロナ禍で外食全体が大幅減となったことで1人での喫食も減少しましたが、2022年から大幅な増加が続きました。2019年比では1人喫食は2.2%増で、2人以上は22%減でした。パンデミックにより世界中で消費者のさまざまな行動様式が変容しましたが、食事をする人数にも大きく影響を与えたことが当データによって浮彫りになりました。海外においても「Solo Dining」が年々増加する傾向が見られます。日本で過去最高となった2025年の内訳では、1人喫食の増加に最も寄与した性年代は男性20代で、時間帯では昼食でした。

このような特性を踏まえた上で、「おひとりさま」の取り込みに向けた席の配置や、1人でも快適に食事できるレイアウトの工夫ができれば、客数増の好機をつかめる可能性が広がるはずです。

(サカーナ・ジャパン 矢部忠継)

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