メニュートレンド:そば屋なのに人気のチャーシュー丼
店名が示す通り「蕎麦遊坊 山茂登」はそば屋だが、料理自慢の店主と料理好きの女将が次々にメニューを考案し、そば屋の定番メニューのほかに、カレーライスセット、ピリ辛肉豆腐セットなどお得なセットメニューを提供。中でも食べログやSNSで大評判なのが「炙りチャーシュー丼セット」だ。
●毎日食べても飽きない味
「蕎麦遊坊 山茂登」は、今年で創業54年目を迎える老舗そば屋だが、50年目の時に8ヵ月間休業した。理由は高齢になった店主夫婦の体調。その後、長女の川島直子さんのサポートを得て、2024年10月、昼の営業だけにして再開した。
同店ではもともとラーメンやチャーシュー麺なども提供していたが、再開後、さらにメニューが充実。数え切れないほどのメニューの中で「そば屋なのにガッツリ食べられる」「チャーシューの味付けがご飯に合う」「サラダ、味噌汁、漬物付きでお得」と老若男女を問わず評判なのが「炙りチャーシュー丼セット」である。チャーシューは竹内明男店主の手作り。味の決め手は、仕上げにご飯とチャーシューにかける「秘伝のたれ」。作り方は店主しか知らないという秘伝中の秘伝だ。
「お得な蕎麦セット」は現在7種類。取材当日、以前、近所の会社に20年間勤務していたという人がたまたま来店していたが、「20年間、毎日のように通っても食べ飽きない」とのこと。
メニューが豊富な同店だが、軸はもちろん「そば」にある。中学卒業後に上京し、神田の名店で修業を積んだ店主は、北海道産そば粉で作る自家製麺にこだわり、つゆは上質な鰹節に1年寝かせたたまり醤油。妥協は一切しない。
同店のコンセプトは「おいしい・お腹いっぱい・楽しい」。「おいしい」「お腹いっぱい」には納得だが、「楽しい」は?それが清子女将とのおしゃべり。世間話から恋愛相談まで女将との会話を楽しみに来店する人は多い。コンセプトを見事に実現している同店の人気は盤石といえるだろう。
●店舗情報
「蕎麦遊坊 山茂登」
所在地=東京都北区赤羽北2-35-3/開業=1972年/坪数・席数=17坪・20席/営業時間=11時~15時。水・木曜休/平均客単価=1200円/1日平均集客数=平日25~30人、週末60人
●愛用食材・機器
「SOTOレギュラーガスST-700」新富士バーナー(愛知県豊川市)
炙りチャーシューの仕上げに
1987年創業のアウトドア用ランタン・バーナー・各種着火器具、各種工業用バーナー・草焼きバーナーの製造販売会社が提供するガスバーナー。「火力の安定感が断然いい」と、ここでも竹内店主のこだわりが反映されている。
規格=80g(常温)















