料理人の愛用食材:長崎芳寿豚と長崎野菜「くんち」町田透店主 ヤマキしょうゆ・長崎芳寿豚

2014.05.05 422号 04面
長崎芳寿豚は、長崎・島原の「芳寿牧場」が生産するSPF豚。飼育環境や飼料にこだわり、厳重な衛生管理のもとで育てられる。「ヤマキしょうゆ」は、甘みのある濃口醤油。トロリとした独特の風味が魅力。

長崎芳寿豚は、長崎・島原の「芳寿牧場」が生産するSPF豚。飼育環境や飼料にこだわり、厳重な衛生管理のもとで育てられる。「ヤマキしょうゆ」は、甘みのある濃口醤油。トロリとした独特の風味が魅力。

長崎芳寿豚と長崎野菜「くんち」 町田透店主

長崎芳寿豚と長崎野菜「くんち」 町田透店主

 全国に数多い“ブランド豚”のなかでも、安全性にこだわり生産された豚にのみ許される呼称が、SPF豚(日本SPF協会認定)。その認定を21年間連続で受けている「長崎芳寿豚」の専門店が、大阪・南森町の長崎芳寿豚と長崎野菜「くんち」である。

 町田透店主がこの豚に出合ったのは、約10年前。「大阪では豚肉専門店は少ない。風土に合った、あっさりしたおいしさの豚で特化したいと、全国の200種類ほどの豚肉を試食。結果、これ以上の豚はありませんでした」。以来、長崎芳寿豚にほれ込み、専門店として2店舗を経営している。

 脂は甘く軟らかな肉質、臭みがなく上品な味わいで、飽きずに食べられるのが魅力だ。同店では、極上ロースや上フィレをレアで提供。そのうまさに驚く客も多いという。また、ももは直火の網焼きでタタキとして提供。こちらも店の看板メニューになっている。

 大量生産ができないため、流通量も少ないのが、同豚の特徴。5年前には、より手頃な価格で提供し、同豚の良さを広めたいと、卸売会社を設立。1頭買いで仕入れ、月間70~80頭を使用している。

 また、より豚肉のうまさを引き出す食材として、甘醤油に着目。鹿児島の地醤油「ヤマキしょうゆ」を採用し、フィレのつけだれや角煮などの照りを出したい煮物などにも活用している。

 ●商品紹介

 ○「ヤマキしょうゆ」

 新原味噌醤油工場(鹿児島県薩摩川内市)規格=1.8L(PET)

 ○「長崎芳寿豚」

 販売元・エヌケーフーズ(佐賀県鹿島市)

 長崎芳寿豚は、長崎・島原の「芳寿牧場」が生産するSPF豚。飼育環境や飼料にこだわり、厳重な衛生管理のもとで育てられる。「ヤマキしょうゆ」は、甘味のある濃口醤油。トロリとした独特の風味が魅力。

 ●プロフィール

 長崎芳寿豚と長崎野菜「くんち」 町田透店主

 まちだ・とおる 1971年大阪府生まれ。大学生時代のアルバイトから飲食業に興味を持ち、卒業後、大手飲食チェーンに就職。28歳で大阪・宗右衛門町で開業。その後、店舗の拡大と縮小を経て、長崎芳寿豚専門店として、「なみなみ」(大阪市西区)と「くんち」を運営。2013年、「地酒蔵大阪」(大阪市浪速区)オープン。(有)エムエーツーユニオン代表取締役

 ●店舗情報

 長崎芳寿豚と長崎野菜「くんち」

 所在地=大阪府大阪市北区東天満2-9-3 南森町オーパスビル1階

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