国民金融公庫の調査月報１２月号に面白い記事が載っている。アジア経済研究所の丸川知雄氏の「河南省のハト王」という記事で、河南省新密市の振中実業集団の李起勝社長がその人▼現在、世界でハトを食用にしている国は中国だけだそうだが、李社長にいわせると、ハトは全く害虫を食べず、穀物ばかり食べる害鳥で、一方、ハトの肉、特に若いハトの肉は栄養価が高く、動物性タンパク源として有用であるから、ハトを食べることは文字通り一石二鳥だという▼この集団では、周辺の六つの村に約五万羽の種ハトを養殖委託して
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