宅配弁当は給食のライバル、驚異的業績上げるKAKIEMON
㈱マーケティングビジネス社の調べによると、給食産業の変形である弁当宅配事業におけるシステム化成功企業として驚異的な業績を確保しているのがKAKIEMONコーポレーション。
同社は二二年前に創業された若い企業である。コーヒーと欧風料理の店「茶屋柿右衛門」を設立。高級懐石仕出し弁当の宅配事業はビストロ経営の補完事業として展開、現在売上高三一億円の規模になっている。弁当製造ライン上では、液体チッ素によりマイナス一九六度に急速冷凍するといった離れわざを行い、野菜の繊維やビタミン、あるいは肉のうまみや風味をそのまま封じ込めるといったもので、当然冷凍食品特有のドリップはない。
商品は主菜、サラダ、ライスをカセットごとに一つの包材に合体、受注後三〇分以内に宅配されている。
このような弁当事業は、社員数が少なく、社員食堂を持つことの出来ない企業にとっては、大いに便利である。しかも、大手企業にとっても、昼食時の社員食堂の混雑を嫌う人、あるいは、会議などで、その場に行けないものにとっては、大変、ありがたいことになる、しかし、弁当事業の弱点は、出店立地を考えないといけないということになる。まして、宅配ピザ同様に、配送時間をPRした方式をとると、地域と市場性を十分検討する必要がある。
KAKIEMONコーポレーションは、月商平均三〇〇〇万円、青山本店にいたっては、七〇〇〇万円という超人気となっている、ただメニュー単価は高い。同社の内部マネジメントは独特で工場における新商品開発者には売れ行きによって配当金を設定しているほか、年間を通じて繰り広げられる販促キャンペーンも数多く、宅配業務に関しても数々の商品を設定、やる気を起こさせるいろいろなシステムがある。
また、受注から配送に至るまで緻密なワークシートとオペレーションシステムを確立、生産性アップに有効な体制を形作っている。