米国・新製品トレンド ヘルス・バレー社=オーガニック・スナック

菓子 1994.12.19 7807号 8面

健康的な食生活推奨で訴求

ほんの最近までオーガニックと言えば生野菜や果物が主で、ヘルスフードやナチュラルフード専門店でしか見られなかった。またそれらの利用者はベジタリアンであったりヘルスフード主義者的な人たちが多く、一般の人々にまでは浸透していなかった。

オーガニック誌によると米国のオーガニック市場は毎年一一%の成長率を過去一〇年ほどし続け、今年は一五億ドル市場にまで達すると言っている。とはいえ一般の食品スーパーにはまだわずかなオーガニックの野菜が出回りはじめたばかり。

カリフォルニアのヘルス・バレー社は、オーガニックの加工食品をスーパーで展開している先駆者的存在。スーパーでもやっと最近オーガニック食品コーナーがちらほら出はじめたが、それらの棚を独占しているのがヘルスバレー社の製品群。ヘルス・バレー社の製品ラインは缶スープからクッキーまで六カテゴリー二五種を越す。

同社の製品は全てカリフォルニア・オーガニック規定にそった農園で作られた材料を使用、ポリシーはただ単にオーガニックの材料を使った製品に留まらず、健康的な食生活を推奨している。脂肪による栄養摂取への危険性、蛋白質の摂取と繊維質、ベータカロチンを含んだ食品の奨励。そして化学肥料を使わないオーガニック食品の薦めと適度なエクササイズが健康的な生活には欠かせないと言う。

今回、同社から発売された「ハワイアン・フルーツクッキー」ももちろんオーガニックの材料を一〇〇%使用。脂肪分はゼロ、従ってコレステロールもゼロ。カロリーはクッキー一個につき三〇ミリグラム。塩分も五〇ミリグラムと低い。価格は普通のクッキーに比べ一五%程高め。オーガニック、無脂肪の他に、普通のクッキーでは味わえないまろやかな甘味とコクのある味がうりもの。

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