サッポロビール、「かごしま人がつくったサッポロビール」4品種を通年商品とし県内発売
《かごしま人がつくったサッポロビール 〈生〉黒ラベルで 》《 》 サッポロビール㈱(東京都中央区、03・3572・6111)は、サッポロ〈生〉黒ラベル・鹿児島オリジナルラベル「かごしま人がつくったサッポロビール」四品種を通年商品として、20日から鹿児島県で発売した。
明治9年9月に北海道・札幌でつくられた、日本人の手による最初の本格的ビール工場・開拓使麦酒醸造所は同社の前身。ドイツでビール醸造を学んだ中川清兵衛らとともに、この醸造の設立に尽力した一人に、薩摩藩出身の村橋久成がいた。今年は村橋久成没後一〇〇年に当たるため、オリジナルラベルのビールを鹿児島県で発売するもの。
ラベルデザインは、サッポロ〈生〉黒ラベルのデザインを踏襲しており、びくのネックラベルと缶の側面に「かごしま人がつくったサッポロビール」の文字を。缶体には、ラベルと缶の側面に「かごしま人がつくったサッポロビール」の文字を配し、村橋久成の顔写真とともに、サッポロビール創業時に彼が大きな役割を果たした事実を紹介してある。
発売に当たっては、テレビCMを県内でオンエアすると同時に、劇画「北極星をつかんだ男(村橋久成物語)」を作成する。また、鹿児島県では昨年に引き続いて「走る市電ビアホール・薩幌館」を実施しており、「連日盛況で、すっかり風物詩として定着した」としている。
小売価格は従来品と同じ、一本大びん三二〇円、同中びん二七五円、同缶三五〇㍉㍑二二〇円、同缶五〇〇㍉㍑二八五円。