ほっとコーヒータイム(84)コーヒーの正体はしょうゆ!?
湯気の上がったおいしそうなコーヒーの写真。その正体、実はしょうゆかもしれません。テレビや雑誌などで撮影用の料理をつくるフードコーディネーターの仕事では、よく使われる技だそうです。
「私はコーヒー以外に紅茶もしょうゆでつくります」とフードコーディネーターの齋木美江さん。「すぐ食べる料理と違って、撮影の場合、熱い照明の下、時間が経っても形状が変わらないことが求められます。例えば、消えやすいビールの泡は卵白と砂糖とゼラチンを泡立ててつくる、溶けやすいアイスクリームはマッシュポテトで代用、みそ汁はあげ底にして具が沈まないようにするなど。コーヒーは時間が経つと脂が浮くので、しょうゆを使うのです。アイスコーヒーの場合、氷はプラスチック製のニセ氷を使います」。
アツアツの湯気も、キンキンに冷えたグラスの水滴も手づくり。また、少量のしょうゆをサイダーに入れるとシャンパンに、水に混ぜると白ワインになるそう。
「しょうゆの種類もいろいろあって、色の濃いもの・薄いもの、深黒色のもの、赤みの強いものもあります。注ぐ器の色や形、テーブルクロスや照明の具合いによっても見え方が違うので、しょうゆの濃度を加減しながら、最も本物らしく見える状態に調整します」
そこで大事なのが「日頃の観察」と齋木さん。本物がどういう色かを知ってこそ、できる技なのです。あなたも、いつも飲むコーヒーがどんな色をしているか観察してみると、面白い発見があるかもしれません。
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