ほっとコーヒータイム(84)コーヒーの正体はしょうゆ!?

2015.04.01 237号 06面

 湯気の上がったおいしそうなコーヒーの写真。その正体、実はしょうゆかもしれません。テレビや雑誌などで撮影用の料理をつくるフードコーディネーターの仕事では、よく使われる技だそうです。

 「私はコーヒー以外に紅茶もしょうゆでつくります」とフードコーディネーターの齋木美江さん。「すぐ食べる料理と違って、撮影の場合、熱い照明の下、時間が経っても形状が変わらないことが求められます。例えば、消えやすいビールの泡は卵白と砂糖とゼラチンを泡立ててつくる、溶けやすいアイスクリームはマッシュポテトで代用、みそ汁はあげ底にして具が沈まないようにするなど。コーヒーは時間が経つと脂が浮くので、しょうゆを使うのです。アイスコーヒーの場合、氷はプラスチック製のニセ氷を使います」。

 アツアツの湯気も、キンキンに冷えたグラスの水滴も手づくり。また、少量のしょうゆをサイダーに入れるとシャンパンに、水に混ぜると白ワインになるそう。

 「しょうゆの種類もいろいろあって、色の濃いもの・薄いもの、深黒色のもの、赤みの強いものもあります。注ぐ器の色や形、テーブルクロスや照明の具合いによっても見え方が違うので、しょうゆの濃度を加減しながら、最も本物らしく見える状態に調整します」

 そこで大事なのが「日頃の観察」と齋木さん。本物がどういう色かを知ってこそ、できる技なのです。あなたも、いつも飲むコーヒーがどんな色をしているか観察してみると、面白い発見があるかもしれません。

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 ※要冷凍・冷蔵品

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 「きくのIFC」は、一般的に流通時の破袋防止のために行われる焙煎豆のガス抜き処理をせず、焙煎後低温保管し48時間以内に包装することでアロマを封じ込めるので、豊かな香りが広がり、健康効果も期待できます。

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