ヘルシートーク:俳優・タレント 薬丸裕英さん

2011.08.31 193号 02面

 人気情報番組「はなまるマーケット」で“朝の顔”を長く務めている薬丸裕英さん。超多忙の5児のパパの元気の秘訣は、とにかく野菜。どんな風に普段の生活に取り入れているのか、じっくり伺いました。

 ◆娘は、きゅうりがおやつ代わり

 薬丸家の食卓には、まず彩り豊かな「蒸し野菜のバーニャカウダ」が上がります。ディップは、妻(薬丸秀美さん)か中学3年生の長女の手作りです。きゅうり、パプリカ、オクラ、ブロッコリー、とうもろこしなど、季節の野菜がふんだんに盛り付けられているので、それだけでお腹いっぱいになることも。きのこ類も大好きで、えのきやエリンギを蒸してポン酢でいただいたりします。

 週末は、できる限り家族と一緒に食卓を囲みます。僕が料理を作ることもあるんですよ。「ポトフ」「冷製パスタ」「豆乳鍋」の3品がレパートリーで、3つとも野菜がいっぱい。それぞれ、僕なりの作り方のコツがあって、「ポトフ」にはキャベツをたっぷり使い、「冷製パスタ」はラ・ベットラの落合シェフから教えていただいたレシピで、トマトを湯むきして口当たりを良くするのがポイントです。「豆乳鍋」にはレタスを入れます。温めたレタスって、おいしいんですよ。家族からも好評で、褒められるとうれしくて「また作ろう!」と張り切っちゃいますね。

 こんな風に“野菜大好き一家”ですが、特に3歳の末娘は、おやつ代わりに野菜を食べるくらい。彼女のいまの大好物は、なんときゅうりです(笑)。

 ◆「ひと口目は野菜」の習慣、続けています

 「はなまるマーケット」に出演してから、毎朝5時45分に起床するのが日課になっています。目覚めにはまず豆乳、次に必ず野菜ジュースを飲みます。そしてヨーグルト、おにぎりやサンドイッチなどの軽食、食後にはフルーツが定番コースです。

 食事に関しては特に、「はなまるマーケット」から得た情報はとても役に立っていますね。たとえば3食とも必ず野菜を最初にいただきます。血糖値が一気に上がらず、身体に良い影響があるとのこと。何かを我慢する、辛いダイエットは続きませんが、毎日の生活の中で簡単にできる健康法はどんどん実践しています。

 朝が早い分、夜は家族の中で一番の早寝。子どもに絵本を読みながらウトウトと、先に寝入ってしまうことも。でも、イオンさんの「黄色いレシート」のCM撮影の時は、越谷(埼玉県)のお店で、営業終了後に撮影したので珍しく遅かったんですよ。夜中0時に撮影が始まって、終わったのは朝7時頃。もう仕入れが始まっていて、活気ある店頭の風景を見ることができました。夫婦での仕事は、ちょっと照れ臭かったですね(笑)。

 ◆特製「薬丸家サラダ」は、野菜の菜っ葉巻き

 スケジュールの合間に、1時間でもジムに行ってウオーキングするなど、健康管理には気をつけています。ただ、地方の仕事が続くと、どうしても体重が増えてしまいますよね。その土地の食べ物っておいしいし、それを味わうのも楽しみのひとつなので、我慢したくない。

 そんな時にも頼りになるのが野菜で、妻がよく作ってくれるのが、「特製冷やし中華サラダ」。冷やし中華の麺をレタスのせん切りに置き換えた特製サラダです。しょうゆ味のタレがおいしくて、ダイエットを意識しなくても体重がコントロールできる、満足度の高いメニューですね。マヨネーズを味付けに加えるのがコツなんですよ。

 このほかモロヘイヤ、オクラ、にんじん、大根、きゅうりなどの野菜をせん切りにし、サンチュで巻いて甜麺醤のタレでいただくのも、我が家の人気メニュー。「薬丸家サラダ」として番組で紹介させていただきました。ボリュームが欲しい時は、具に納豆を加えます。

 健康に大切なのは、なんといっても栄養のバランスが取れた食事。豊富な種類の野菜を一度に取ることができる薬丸家のメニュー、みなさんのご家庭でも、ぜひ試してみてくださいね。

 ●プロフィール

 やくまる・ひろひで 1966年東京都港区生まれ。1981年、TBS「2年B組仙八先生」に出演、翌年「NAI・NAI16」で、シブがき隊としてデビュー。1988年の解散後、ソロになってからは数多くのドラマ、バラエティー、コマーシャルなどで、俳優・タレントとして幅広く活躍中。家族は、奥様と子ども5人。3男2女の父として、家事・育児にも積極的に関わっている。

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