古くて新しいヘルシーフード 冷やし豆腐のあんかけと作り方

1996.07.10 10号 11面

●材料

・豆腐1丁

・だし汁2カップ

・塩小さじ3分の2

・しょう油大さじ2

・みりん大さじ1

・片くり粉‐‐少々

(薬味)

・白ゴマ ・長ねぎ

・大葉  ・糸かつお

・しょうが

●作り方

(1)鍋にだし汁を入れ、塩、しょう油、みりんで味を整え冷やしておく。

(2)白ゴマは炒って包丁で荒く切る。長ねぎは小口切り、大葉は千切りにする。しょうがはすりおろす。

(3)器に豆腐を盛り、上にしょうがをのせる。薬味はそれぞれの器に盛る。豆腐は大きなスプーンですくい取り、各々の皿に分ける。薬味と一緒に頂く。

豆腐の創製者は中国・漢の高祖の孫、劉安。海を越え日本に渡ってきたのは奈良時代の頃とされる。

「世の中は、まめで四角で軟らかで、また老弱に憎まれもせず……」と唐僧隠元禅師が礼賛しているように豆腐には古くから伝えられている故事、諺が多々ある。「豆腐も煮れば締まる」‐締まりのない人でも苦労をすればしっかり者になるたとえ。「豆腐で歯を傷める」‐ありえないことのたとえ、などなど(参考=「とうふの本」(株)柴田書店)。「豆腐の角に頭ぶつけて……」なんてブッソウな笑い話もあったっけ!? 何にせよ豆腐は古くから庶民の味だ。

「かべ」「おかべ」「しろもの」‐‐白い肌の女王「豆腐」の異名である。

豆腐の原料である大豆は良質の植物性たんぱく質を豊富に含み、その栄養価は高い。

冷奴や湯豆腐など昔からの食べ方の他、大きめの豆腐を皆で分けて頂くのもオツなもの。和の食材だけでなく中華・洋風、何でもOK。立派にパーティー料理の役目も果たす。薬味はお好みで召し上がれ。

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