ミスタートップバリュのちょっとイイ話:山口県の白オクラが「フードアルチザン」の仲間に

2015.08.31 242号 06面
山口県 白オクラ(三隅系)

山口県 白オクラ(三隅系)

 イオンはお客さまのご意見をもとに、「フードアルチザン(食の匠)」を2001年にスタートさせました。全国各地で郷土の味を守り続けている生産者の皆さまとともに、自治体や大学・研究機関の協力もいただきながら、“知る人ぞ知る”おいしさを、ご当地以外のお客さまにも店舗を通じて積極的にご提案しています。

 この7月には、34例目となる「山口県長門市白オクラ協議会」を設立しました。「白オクラ(三隅系)」は、第2次世界大戦後にサイパンからの引き揚げ者が持ち帰ったといわれています。その後、長門市三隅地域で、60年ほど前から自家消費用として栽培されていました。通常のオクラと比べ色が白く3倍もの粘りがあり、果肉が厚くしゃきっとした食感から天ぷらやサラダなどの料理に向きます。アクが少なく湯通しせずに生のまま食べられ、成長しても食感がやわらか。一方で、発芽率が低く、花落ちを手作業で行うなど栽培に手間がかかり、生産者の高齢化などから後世に伝えていくことが困難な状況です。今後も白オクラをはじめ、イオンの店舗網や商品化の提案を通じて、地域の味や食文化を次世代へつなげていきます。

 またイオンでは、そうしたフードアルチザンの一部の食材を活用して『トップバリュ』として商品化する取り組みも行っています。これまで、『トップバリュ セレクト 青森県青森市産カシス使用カシスチューハイ』や『トップバリュ セレクト 徳島県那賀町産木頭ゆず使用 木頭ゆずチューハイ』(両商品とも期間限定販売)などを発売し、お客さまへご提案しています。

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