ほっとコーヒータイム(95)コーヒー豆の蒸らし

2016.04.01 249号 06面
きくのIFCコーヒードリップバッグ キリマンジャロ

きくのIFCコーヒードリップバッグ キリマンジャロ

 ドリップコーヒーをおいしく淹れるコツのひとつが「蒸らし」。蒸らしは、米を炊く時や、緑茶や紅茶を入れる時、また肌の手入れ(特に毛穴ケア)や、掃除で汚れを除く時などにも使う手法ですね。『調理用語辞典』(※)で「蒸らす」を調べると、「炊飯の最後の過程で、遊離の水がほとんどなくなったら火を消し、そのまま高温中に一定時間おくことをいう。この期間は、米粒の中心部のデンプンの糊化(こか)が行われると同時に、周囲に付着していた水分が米粒に完全に吸収されるのでごはんがふっくらと炊き上がる。蒸らしの時間は約10分で、できるだけ高温を保持することが大切である」とあります。

 コーヒーの場合、「蒸らし」とは、コーヒー豆(粉)をお湯に浸してコーヒーの成分を液体中に取り出しやすくすることです。ドリップ用のペーパー(コーヒーフィルター)にコーヒーの粉を平らにセットしたら、少量の湯を粉全体に回しかけ、そのまま30秒~1分ほどおきます。すると豆に含まれる炭酸ガスが発生して粉がふんわりふくらんで、コーヒーの香りや味の成分がより抽出されやすい状態に。その後本格的に湯を注いでいくのです。人の目には見えにくい化学変化をじっと待つのが、おいしく仕上げるコツなのですね。

 長く蒸らすと濃いコーヒーになりますが、蒸らし時間が長すぎると雑味やアク成分も出やすくなり、紙が濡れて逆にコーヒーの成分が抽出されにくくもなるので、適度な時間を守りましょう。

 (※)全国調理師養成施設協会編

 ●「きくのIFCコーヒードリップバッグ キリマンジャロ」

 キリマンジャロのやわらかな酸味の続く味わいあるブレンドです。1パック8g×5袋入、160円(税別)。

 ※要冷凍・冷蔵品

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 「きくのIFC」は、一般的に流通時の破袋防止のために行われる焙煎豆のガス抜き処理をせず、焙煎後低温保管し48時間以内に包装することでアロマを封じ込めるので、豊かな香りが広がり、健康効果も期待できます。

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