伊藤園・茶産地育成事業(下)鹿児島県志布志市の契約栽培 光る生産者の高い志

飲料 連載 2017.09.15 11590号 06面
スプリンクラーの働きを説明する堀口将吾専務取締役

スプリンクラーの働きを説明する堀口将吾専務取締役

農薬に頼らない「IPM農法」の立役者「ハリケーンキング」などの開発や工夫が進む

農薬に頼らない「IPM農法」の立役者「ハリケーンキング」などの開発や工夫が進む

 伊藤園が推進する「契約栽培」事業では最大規模を誇る堀口園が取り組む鹿児島県志布志市茶産地の特徴は、茶生産者の生産への志の高さだ。IPM農法(農薬だけに頼らない病害虫防除の実現)の推進などの品質向上や機械化を進めることで、品質の高さや安全・安心を伴った規模の拡大を目指している。  化学農薬だけに頼らず、環境や安全に配慮したさまざまな方法で、病害虫の発生を抑える農法の「IPM農法」の推進は、堀口園の大きな特徴だ。例として、乗用機械で茶葉に直接高水圧を当て

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