がんばる人のチカラになるごはん 勝ち飯で寒さに打ち勝とう!
◆管理栄養士が教える!勝ち飯とは?
がんばる人のチカラになるごはん。
「何を食べるか」ではなく、「何のために食べるか」を考えながら、おいしく食べてカラダづくりを行う食事、それが「勝ち飯」です。
●ご家庭でも試してみませんか? 勝ち飯を無理なく実践するポイント
献立の中に5つの輪がそろえられるとベスト!難しいときは3つのポイントを意識しましょう!
[ポイント1]たんぱく質:カラダづくりに欠かせない肉や魚、卵、大豆などのたんぱく質をしっかり取る
[ポイント2]野菜:カラダを整えるビタミン・ミネラル源の野菜をたっぷり取る
[ポイント3]汁物:消化・吸収を助けるうま味のきいた汁物を献立に取り入れる
●汁物を上手に活用しよう!
汁物は、入れる食材を工夫すれば、たんぱく質や野菜も一緒に取ることができます。汁物を上手に活用するだけで、ご家庭でもカンタンに「勝ち飯」を実践できます!
●「勝ち飯」には、朝食、昼食、夕食の3食の「食事」と、必要な栄養素をタイミングよく補う「補食」の2つの要素があります。
食事(3食)の勝ち飯…バランス良く、5つの輪をそろえましょう。
5つの輪(主食、主菜、副菜、汁物、牛乳・乳製品)を食事の基本形として、朝・昼・夕の3食を通じてバランスよくとりましょう。
捕食の勝ち飯…目的に応じて、必要な栄養素を必要なタイミングでとりましょう。
*
◆10種の野菜だし鍋 〈主菜〉〈汁物〉
カラダのコンディションを整える「野菜」は重要!
・調理時間:25分
・エネルギー:288kcal
・たんぱく質:16.8g
・野菜摂取量:145g
○いろいろな食材から栄養を取ろう!「勝ち飯」のポイント
[ポイント1]たんぱく質:豚もも肉、ソーセージ、しらす、卵
[ポイント2]野菜:白菜、大根(根・葉)、にんじん、ねぎ
[ポイント3]汁物:10種の野菜だし鍋
<材料・4人分>
・鶏もも肉……………………………………300g
・ウインナーソーセージ……………………4本
・白菜………………………………1/4株(500g)
・じゃがいも…………………………1個(200g)
・にんじん…………………………1/3本(50g)
・しいたけ……………………………………4枚
・長ねぎ………………………………1本(100g)
A・水…………………………………………720ml
A・「鍋キューブ」10種の野菜だし鍋…4個
<作り方>
(1)鶏肉はひと口大に切る。白菜は葉と芯に分け、葉は4cm幅に切り、芯は4cm幅のそぎ切りにする。じゃがいもはひと口大に切って水にさらして水気をきる。
(2)にんじんは薄い輪切り(直径3cm以上のものは半月切り)にする。しいたけは4等分のそぎ切り、ねぎは斜め薄切りにする。
(3)鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら、(1)の鶏肉・じゃがいも・白菜の芯、(2)のにんじん・しいたけ・ねぎ、ソーセージ、(1)の白菜の葉の順に加えて煮る。
*
◆しらすとゆずのみぞれ雑炊 〈主食〉
お鍋の〆にもオススメ
・調理時間:15分
・エネルギー:387kcal
・たんぱく質:12.7g
・野菜摂取量:112g
<材料・4人分>
・ごはん……………………………………………520g
・大根……………………………………1/4本(300g)
・大根の葉…………………………………………120g
・しらす干し………………………………………50g
・油揚げ……………………………………………1枚
A・水………………………………………………720ml
A・「鍋キューブ」10種の野菜だし鍋……4個
・ゆず(果汁)…………………………………1/2個分
・溶き卵……………………………………………2個分
・「AJINOMOTO ごま油好きのごま油」…大さじ1
・小ねぎ(小口切り)……………………………適量
・刻みのり…………………………………………適量
・ゆずの皮(せん切り)…………………………適量
<作り方>
(1)ごはんは軽く洗ってぬめりを取り、ザルに上げて水気をきる。油揚げは熱湯で油抜きし、縦半分に切って1cm幅の短冊切りにする。大根はすりおろし、大根の葉は1cm幅に切る。
(2)鍋にAを入れて強火にかけ、煮立ったら、(1)のごはんを加えて弱火で煮る。ごはんがふっくらとしてきたら、(1)の油揚げ・大根の葉、ゆずの果汁を加え、ひと煮立ちさせる。
(3)溶き卵を回し入れ、卵が軽く固まったら火を止め、ごま油を回しかけ、(1)の大根おろし、しらすを盛り、小ねぎ、刻みのり、ゆずの皮を散らす。
●管理栄養士のポイント:〆の料理も工夫次第で栄養満点に
いろいろな食材を取り入れることは栄養バランスを整える近道。鍋も〆も具だくさんを意識するのが「勝ち飯(R)」のポイントです。
冬が旬の大根を使った「しらすとゆずのみぞれ雑炊」は、大根を生で食べることで、熱に弱い消化酵素を効率良く摂取。抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eを含む大根の葉も捨てずに使いましょう。ゆずやごま油など香りの高い食材を上手に使って満足度もアップ!