業界NEWS:日本イタリア料理協会設立30周年 落合会長「若い感覚で料理に向き合う後継者育成を」

2018.10.01 476号 12面
パーティーで乾杯する落合務会長、原宏治副会長、イタリア大使館関係者ほか

パーティーで乾杯する落合務会長、原宏治副会長、イタリア大使館関係者ほか

イタリア料理店のシェフ達が集い、盛り上がるパーティー会場

イタリア料理店のシェフ達が集い、盛り上がるパーティー会場

日本イタリア料理協会は設立30周年を迎え、このほど「ザ・ストリングス表参道(東京都港区)」で記念パーティーを開催。会場には、各店の料理人や関係者約200人が集まった。

パーティーの冒頭では、同協会の落合務会長(ラ・ベットラ)が「同協会は1988年、イタリア料理人8名でスタートした。その後、歴代会長やイタリア料理シェフたちがイタリア料理の普及に努め、今では約240名のシェフと114社の賛助会員で構成される大きな組織に育った」とあいさつ。「設立当時と比べると、今では日本でもイタリア食材が多数手に入るようになった。また、イタリアから日本へ日本の料理を勉強しに来るシェフも多い」と、感慨深い様子で語った。乾杯の音頭は原宏治副会長(リストランテ アルポンテ)が取り、「今では、日本人シェフが作るイタリア料理のレベルの高さにイタリア人シェフも驚いている」と、日本におけるイタリア料理の発展について言及した。

同協会は現在、一般社団法人化を目指して申請中。近日中に認可される見通し。

落合務会長の話/日本イタリア料理協会はまじめにやってきたからこそ、ここまで続くことができた。30年前の当時、イタリア料理というと、ピザ、グラタン、スパゲティぐらいしかなかったが、今ではイタリアの各地方ごとに細分化された料理が、日本でも一般的になった。一方で、例えば「カルパッチョ」のように、本来は肉料理だが、日本で魚介を使ったアレンジが誕生し、それがイタリアでも浸透するなど、日本とイタリアの距離は近しいものになっている。今後は、カテゴリーにこだわらず、「食文化を広げる」という新しい発想で、若い料理人にはイタリア料理に向き合ってもらいたい。協会としてもそうした意欲のある後継者を大切に育成していきたい。

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