永谷園、大陳写真コンテスト受賞店に町田社長が表敬訪問

グランプリ受賞店・Aコープララベルでの表彰式(前列左からAコープ太田係長、渕上主任、中島店長、松田副店長、後列左から永谷園草野福岡支店長、町田社長、飯塚常務、山野担当)

グランプリ受賞店・Aコープララベルでの表彰式(前列左からAコープ太田係長、渕上主任、中島店長、松田副店長、後列左から永谷園草野福岡支店長、町田社長、飯塚常務、山野担当)

 永谷園の町田東代表取締役社長は、3~6月に行った「第14回大陳写真コンテスト」のグランプリ受賞店であるAコープ佐賀Aコープララベルをこのほど表敬訪問した。トップ自ら感謝の意を伝え、同店の中島幸一店長は受賞の喜びを社長へと直接表した。準グランプリのビッグ富士焼津店、菅運スーパーじゃんボには飯塚弦二朗常務執行役員が訪問。製販の垣根を越えた意見交換を実現し、5700超の参加店を得た今年の成功を来年へとつなげた。

 コンテストは3月~6月15日に行い、前年比微減ながら5706の参加店を得た。今年で14回目を迎え、春の大型キャンペーンとして流通業に定着。麺のコシを強めた乾麺の「こしの極」など品揃えを強化した麺商品、お茶漬けの朝食提案キャンペーンを盛り上げる2つの賞を設け、内食市場を拡大する新たな企画内容が支持された形だ。(4日付既報)

 永谷園社長自らによる受賞店への訪問は初回から続いて14回連続。今回、Aコープララベルを訪れた町田社長は、同店の大陳が手作りのPOPなどによって温かみを感じたことを伝え、表彰状と賞金100万円を授与した。町田社長が長年携わってきた生産事業にかかわる九州の海苔生産や、夏季商戦などについて意見交換も交わし、中島店長は「栄誉ある賞をいただいて大変光栄。陳列作業は従業員全員が協力し、店舗一丸となってつかみ取ったグランプリだ。今後、地区での店長会議で受賞を発表して今後の励みにしたい」と喜びを表した。

 Aコープララベルは過去にも02年にグランプリ、07年に準グランプリを受賞している。3度目の受賞となった陳列担当の渕上浩一主任も「破格の賞金金額は他でも珍しい。直接訪問もいただき、久々の受賞でうれしい。次回も参加して受賞を狙いたい」と謝辞。実際の大陳は、中央に力強いPOPで「永谷麺之極」と商品とキャンペーンをアピール。「『永谷園』の『園』と『麺』をかけてしゃれを効かせ、インパクトを出した。「1杯でしじみ70個分のちから」といったヒット商品を前面に展開しながら、商品包装の色合いを考えて陳列し、売場全体の色合いにもこだわった。3日間かかった大陳作成だが、仕入れた商品は完売して手応えも十分」(渕上主任)だったという。

 準グランプリ2店からも「6000店近い参加店の中から選ばれて大変光栄」(ビッグ富士内田店長)、「受賞は大きな励みであり、次回も上位入賞を目指したい」(菅運スーパーじゃんボ菅原店長)と受賞の喜びが語られ、次回の抱負が示された。

 (吉岡勇樹)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: 永谷園