ウワサの新店舗:「豊洲もったいないプロジェクト魚治 中目黒」
●買い手が付かない食材で日替わり料理を提供
【注目keyword:もったいない食材活用】
規定のサイズ外であったり、傷があるなどの事情で、市場で買い手が付かない食材。味には何ら遜色がないのだから、こうした食材を捨ててしまうのはもったいない! として、(株)MUGENでは、「もったいない食材」をおいしく調理して提供する「もったいないプロジェクト」を推進。その新店舗「豊洲もったいないプロジェクト魚治 中目黒」が、東京・中目黒に6月、オープンした。
同店は、「もったいない食材」を使った刺身や焼き物、天ぷらなど和食がメインの居酒屋だ。輸送中に身が折れてしまったり表面に傷がついた冷凍の魚や、大きくなり過ぎてしまい、骨切りに手間がかかるハモ、サイズが大小不揃いのホタルイカなど、味はまったく変わらないながらも市場では敬遠される食材を使い、毎日の仕入れに合わせて日替わりで料理を提供する。
また、店頭では、「もったいない食材」の鮮魚の販売も行う。居酒屋でありながら、町の魚屋としての顔も持ち、地域の人々とのコミュニケーションを積極的に図っていくという。「地元客が魚を買いに来たついでに一杯引っかける」といった古き良き昭和を思わせる光景が展開されそうだ。
●店舗情報
「豊洲もったいないプロジェクト魚治 中目黒」
所在地=東京都目黒区目黒3-5-24
営業時間=17時~翌1時/席数=23席
●「てま天~うに~」 300円(税抜き)
手巻きの形で揚げた海苔に、ご飯と具材をのせたユニークな手巻き寿司の天ぷら。具材は、仕入れによって日々変わる
●「魚メンチ」 280円(税抜き)
仕入れ状況に応じて変わる魚メンチ。少し臭いがあるために敬遠される「もったいない鮮魚」を活用する際は、香草を使い、味付けに工夫を加えて調理
●「ハモ天おこげさんど」 500円(税抜き)
「もったいない食材」を天ぷらにしておこげにサンドした「おこげさんどシリーズ」は、同店の名物料理