7月8日の記者会見で握手を交わす雑賀慶二東洋ライス社長(左)と、瀧靖之東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター副センター長
●機能維持効果検証へ
東北大学と東洋ライスは7月、脱ロウ玄米食による「認知機能維持効果」の検証に入った。すでに存在する、米ぬかに含まれるγ(ガンマ)-オリザノールが認知機能維持に有効とする動物実験の基礎研究を受け、高齢期での効果を検証し、認知症予防に役立つ知見の創出を目指す。
先般、政府は高齢化進展に伴う国民医療費の膨張を抑制するため、今後10年で認知症発症年齢を1歳遅くする政策を掲げた。これを受け両者は、東洋ライスが開発