1月11日。今日はマカロニサラダの日
1月11日はデリア食品株式会社が制定したマカロニサラダの日。マカロニの形が1に似ており、この日は1が「サ・ラ・ダ」と3つ並ぶことが由来となった。
神父が作ったマカロニ工場
日本で初めてパスタが作られたのは1883(明治16)年頃、フランス人宣教師マルク・マリ・ド・ロ神父が、長崎県長崎市外海町に煉瓦造・平屋建のマカロニ工場を建設し、製造したのが最初であるといわれている。1945(昭和20)年代までのわが国のパスタ消費量は、 ホテルや高級レストランで使用されたり、一部の西洋風好みの家庭の食卓に供される程度のわずかなものであったが、戦後日本人の食生活が徐々に改善され、食事の洋風化が進むにつれて、 しだいに増加傾向を示していった。そして、1954~55(昭和29 ~30)年にかけて「マ・マーマカロニ」と「オーマイ」両社がほぼ時を同じくして誕生しイタ リアから連続式自動製造設備を購入し、大量生産を開始したことにより、一躍パスタが一般大衆の間に知れ渡ることになり、同時に、既存のわが国のパスタメーカーが近代化への脱皮を図る口火ともなった。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:マ・マーマカロニ株式会社 小矢島 聡))