コンニャクゼリー特集
コンニャクゼリー市場のピークは19年で、20年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、不透明となっている。春先からの休校と緊急事態宣言の発令で、家庭での喫食機会が増えたものの、インバウンド(訪日外国人)の土産需要を当て込んだドラッグストアでの売上げが消失してしまった。日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によれば、3月(4月15日発表)では前年比93.0%減の19万4000人、4月(5月20日発表)は同99.9%減の2900人だった。
休校直後に一時的に30%増となるなど需要が伸びる動きも見られたが、インバウンド以外でも大きな売上げを占めるドラッグストアの休業や閉店が散見された。出店に過剰感が出ていたこともあるが新型コロナが打撃となった。食品メーカーの中には春夏の新商品発売を見送ったところもあったが、コンニャクゼリーは、新たなフレーバーや大サイズの開発に積極的だ。緊急事態宣言は解除されたが、インバウンド需要は当分の間見込みにくい。一方、今後も家庭で過ごす時間が長くなるのは必至で、常温で日持ちする健康志向の手軽なおやつとして注目したい。(小島麻由美)
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◆コンニャクゼリー特集:新フレーバー・大サイズで攻勢 コロナ影響で需要不透明
デザート・ヨーグルト 特集 2020.06.05●家庭のおやつ需要に期待 コンニャクゼリー市場のピークは19年で、20年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、不透明となっている。春先からの休校と緊急事態宣言の発令で、家庭での喫食機会が増えたものの、インバウンド(訪日外国人)の土産需要を当て込…続きを読む
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コンニャクゼリー特集:アイエー・フーズ 炭酸飲料テイスト20~30%増見込む
デザート・ヨーグルト 特集 2020.06.05●ASシリーズは乳酸菌入り アイエー・フーズの19年売上げは、おでんなどの惣菜製品が好調で前年をクリアした。コンニャクゼリーは、ラムネ味をはじめ3種の炭酸飲料テイストが好調で、今夏は前年比20~30%増を見込んでいる。認知度アップのため商品展開し、…続きを読む
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コンニャクゼリー特集:マンナンライフ 創立50周年企画が貢献
デザート・ヨーグルト 特集 2020.06.05●消費者との双方向コミュニケーンョン、20年も展開 マンナンライフは19年度がこんにゃくゼリー市場のピークだったとしている。一口タイプの小袋容器商品が出現し、インバウンド効果で活況が続いていた。同社の創立50周年企画が高評価を得て売上げ増に貢献した…続きを読む
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コンニャクゼリー特集:ヨコオデイリーフーズ ゼリー類は2桁増
デザート・ヨーグルト 特集 2020.06.05●スパウト・カップとも生産ライン増強 ヨコオデイリーフーズの20年5月期決算の売上高は微増だったが、ゼリー類は前年比15%増の16億円となったもよう。2月に既存の2倍速で生産できるスパウトラインが完成し、カップも4月から1ライン増設したこともあり、…続きを読む