多忙でも読める外食ニュース
●クリエイトRHD、代表取締役社長交代
クリエイト・レストランツ・ホールディングスが代表取締役社長の交代を発表した。三菱商事に在籍しながら社内ベンチャーにより同社の立ち上げを推進した、事実上の創業者である岡本晴彦氏は退任となり、専務取締役であった川井潤氏が新たな代表取締役に就任。川井氏は、岡本氏が同社の社長となった2003年に金融機関から同社に入社。常務取締役管理本部長などを務め、株式上場やM&A、香港や台湾、米国などにおける海外事業の展開を手掛けてきた。
解説=岡本氏は、外食大手による多業態政策の先駆的な存在。三菱商事時代には大河原毅氏が率いる日本ケンタッキー・フライド・チキンへ出向、また米国のテーマレストラン「レインフォレストカフェ」の日本誘致などに携わっている。
●SCららぽーと、初の海外進出
三井不動産が、現地に設立したプロジェクト子会社を通じて、中国・上海に商業施設「ららぽーと上海金橋」をオープン。「ららぽーと」ブランドの商業施設としては海外初進出であり、今秋にかけて約180店の入居テナントが順次開業する。飲食関連テナントとしては、豚カツの「かつくら」やラーメンの「凪」などが出店し、日本の食トレンドを伝える日本食レストランゾーンやデパ地下をイメージした食物販のゾーン、中国各地の味を集めたフードコートなどが設けられている。
解説=上海ではEC(インターネット購買)が広く普及しているため、同施設では「体験」をテーマにした時間消費型のテナントを多く集めているという。敷地内には、これも海外初となる実物大のガンダム像が設置される。
●サンマルク子会社テイクアウト新店
サンマルクホールディングスが今年1月に設立した新会社サンマルクイノベーションズは、東京・赤坂にテイクアウト専門のゴーストレストラン新業態「dinema(ディネマ)」を出店した。同社グループの各ブランドが持つ食のノウハウを共有し、異なったカテゴリーの商品を幅広く取り揃える。オープン当初は、グリルドチーズサンド、フレンチ仕立ての弁当、食べるスープ、北海道スタイルの唐揚げ、といった4種類からスタートする予定だが、今後はターゲットに合わせて変化させる。
解説=同社は、グループ内におけるフードテックの技術開発と活用だけではなく、SDGsの目標達成をけん引するといった役割も担っているとのこと。同店では、フードロスの削減や脱プラスチックといった目標も掲げられている。
●台湾の屋台グルメ排骨専門店オープン
「ニルヴァーナ」「バビーズ」など、海外の著名なレストランブランドを日本で展開するM・R・Sが、台湾唐揚げの専門店「林家排骨(リン・パイコー)」を、東京・浅草に出店した。豚のロース肉をスパイシーなタレに漬け込み、キャッサバ粉を使用した衣で揚げた排骨をテイクアウト中心に提供する小型店。ほかに、ルーロー飯や鶏肉を使った料理、ピクルスや煮卵などのサイドニュー、マンゴービール、ライチビール、パイナップルビールなどの台湾ドリンクも販売する。
解説=「排骨」とは本来、骨付きばら肉のことを指すが、中国料理では豚肉のカツの呼び名でもある。日本では排骨麺が有名だが、台湾ではご飯にのせた排骨飯もポピュラーな料理であり、屋台などでも販売されるカジュアルなグルメだ。
●シャノアールと珈琲館が合併
喫茶・カフェ業態チェーンのシャノアールと珈琲館が合併し、社名をC-Unitedと変えて新たなスタートを切った。珈琲館は2018年5月、シャノアールは20年の初めに、いずれもアジア系の投資ファンドであるロングリーチグループに買収されている。ファンドの傘下では、日本マクドナルドやモスフードサービスなどに在籍した友成勇樹氏が両社の社長を務めてきた。今回の合併で、新しく7ブランド400店を超えるチェーンを擁する飲食企業が生まれたことになる。
解説=新会社を率いる友成社長は、日本マクドナルド時代に英国のサンドイッチチェーン「プレタ・マンジェ」の立ち上げに携わった人物だ。その後、モスフードサービスの執行役員としてモスダイニングの会長を務めていた時代もある。
●サイゼリヤ初の小型店舗出店
サイゼリヤが新スタイルの小型店舗を東京・練馬区に出店。入居はコンビニのビルイン店舗跡地で、面積は従来の4割ほどだという。店内には客席のほかに大型の冷凍ケースが並び、一部のメニューを業務用サイズで販売する。
●いきなり!ステーキ1号店を閉店
「いきなり!ステーキ」の第1号店として知られていた「銀座四丁目店」が3月末で閉店。一時は銀座に複数店あった同ブランドは、すべて銀座から撤退した。同店は2013年12月に開業、18年に隣地へ移転。
●ダスキンが宅配ピザ事業を断念
ダスキンは、昨年6月に同社がいちごホールディングスおよび傘下のストロベリーコーンズと交わした宅配ピザ関連事業の譲渡契約を解消し、事業の譲受を中止すると発表。コロナ禍の中で事業環境が大きく変化したためと説明している。
●ロイヤルの冷食デリ初の常設店舗
ロイヤルホールディングスが展開する家庭用の冷凍食品ブランド「ロイヤルデリ」が、愛知県に初の常設店舗をオープン。出店は名古屋市の百貨店「星ヶ丘三越」のデパ地下フロア。現状では主に、グループ店舗やECサイトなどで販売している。
●ブルーボトル渋谷の公園に出店
「ブルーボトルコーヒー」が、初の公園内カフェ店舗をオープン。出店場所は東京・渋谷の公園通りから路地を入った渋谷区立北谷公園で、園内では屋外ベンチも提供する。また、エスプレッソマシンを搭載した同ブランドのフードトラックも稼働。
●JR新大久保駅ビルにフードラボ施設
昨年リニューアルされた東京・山手線のJR新大久保駅ビル3階と4階に、食に関わるユニークな施設が開業した。3階は3つの厨房と共有客席のあるシェアダイニング、4階はテストキッチンを備えた食の専門コワーキングスペースとなる。
●コーヒー専門店がテイクアウト店舗
ベイクルーズグループのフレーバーワークスは、東京・渋谷で運営する「ローステッド コーヒー ラボラトリー」の新店舗を横浜の商業施設に出店した。「カフェラテ」とオリジナルの「揚げパン」をメインにした、テイクアウトのみの小型店。
●神戸・三宮の新商業施設に横丁街
神戸・三宮の駅周辺再開発により生まれた神戸三宮阪急ビルが開業。低層階の商業施設部分「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」には、高架下店舗を中心に神戸らしいエキゾチックな店舗を集めた横丁スタイルの飲食ゾーンが新しく誕生した。
●築地銀だこ、コンテナでドライブスルー
ホットランドが、コンテナを使った「築地銀だこ」のドライブスルー店舗を群馬・伊勢崎に出店。イートイン客席も設け、弁当や焼そば、たい焼きなどのメニューも販売する。あらかじめ厨房や内装などを施工した建築用コンテナを、現地に運び設置するという建築方法。
●眼鏡のJINS飲食事業に参入
眼鏡店チェーンの「JINS(ジンズ)」が、創業地の群馬・前橋にベーカリーカフェを併設した複合施設を開業。ベーカリーカフェはイートインもできる40坪超の店舗で店名は「エブリパン」。同社はこのベーカリーカフェで飲食事業に参入する計画という。
編集協力:株式会社EATWORKS(入江直之、岡野恵子)
http://www.eatworks.com/













