鉄板焼きと赤ワイン パレスホテル「明日香」=ファミリー客も取り込む

1996.04.15 99号 2面

ホテル内での鉄板焼きレストランは、接待に使われる頻度が高くなりがち。そうした中、郊外ホテル内に立地する「明日香」は、地元客を取り込むことで家族ぐるみの客層を得ている。

「個室があるため接待、カップル、ファミリーと用途に応じ使われています」(滝川治久営業企画マネジャー)

昼間の時間が自由になる主婦層をターゲットに、「レディースコース」午前11時~午後2時30分まで、三八〇〇円を設定、好評だ。

ダイエット、健康に敏感な女性がターゲットだけに、牛フィレ肉のほか、たっぷりの魚介と野菜にグラスワインが付く。

「家庭でワインを飲み慣れているせいか、ごく自然に飲まれている」ようだ。

鉄板焼きの登場により、鉄板と客との距離が縮み、作り手にも接客術が要求されてくる。今までのようにただ作るだけではなく、ワインについての質問があれば答えなくてはならない。

また、お客に相応しいワインも勧めなければならず、「一人三役」の今までとは異なる新しい料理人像が求められてきた。

★人気メニュー

「たかお」五〇〇〇円(サラダ、ズワイガニ、ホタテ貝、一四〇gフィレ肉または鮮魚、野菜、ご飯、お新香、赤だし、シャーベット、コーヒー)

鉄板焼「明日香」(東京都立川市曙町二‐四〇‐一五パレスホテル立川1階、Tel0425・27・1111)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら