製造工程の再現試験結果をとりまとめる厚生労働省の部会=1日、中央合同庁舎5号館専用第22会議室で
9月28日に8人目の患者が死亡したO157による食中毒事故で「白菜きりづけ」を製造した岩井食品の製造工程管理が極端にずさんだったことが分かった。床面に直置きした給水ホースで漬樽に給水したり、550mlまでしか計量できないカップを使い600mlの次亜塩素酸ナトリウム(塩素)を目分量で計るなどしていた。原因については、従業員に保菌者がいた、原料野菜の栽培に未熟な堆肥を使ったなどの情報もあったが、最終的な特定には至っていない。厚生労働省は、複数の問題ある状況のなかでO157の付着