カナダの食卓から 日本とのTPP11に寄せて(2)カナダ大使館一等書記官・リサ・マリン氏

総合 連載 2021.10.04 12304号 02面

17年にバンクーバーで開催されたTEDカンファレンスの場で「寿司キヌア」を試食提供するTTF社のブレア・ブルス社長(左)と日本食普及親善大使の東條英員Tojo'sオーナーシェフ(中)

17年にバンクーバーで開催されたTEDカンファレンスの場で「寿司キヌア」を試食提供するTTF社のブレア・ブルス社長(左)と日本食普及親善大使の東條英員Tojo'sオーナーシェフ(中)

 ●伝統食からフューチャーフーズまで
 日本の伝統の味、食を代表する味噌や納豆。おいしいものを作るには質の高い大豆が必要である。カナダは長年日本の食卓を支えてきたことを誇りに思っている。なぜなら、日本で加工生産されている豆腐、味噌、納豆、豆乳にもカナダ産の大豆が多く使われているからだ。2020年にはカナダから日本へ約2億6000カナダドル相当の大豆が輸出された。日本の消費者の希望に応じて高品質で加工に適した大豆を供給できるよう、カナダの生産者や研究所な

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