愛用食材と調理技術:パンダンリーフ 香り高いカレー作りのポイント

2023.01.02 527号 07面
パンダンリーフ 原産国=タイ

パンダンリーフ 原産国=タイ

 ●生鮮品使用で風味アップ

 大阪市の「カリーコリー」はカリー職人・スリランじゅんやさんが経営するスパイスカレーの店。営業は昼のみで、夜はフレンチ出身のスリラン氏によるフレンチベースの創作料理レストラン「マルルエウルル2」になるという、二枚看板で営業中だ。

 「『食べて健康になる』がテーマ。カレーも、さまざまな野菜を使うインドやスリランカのカレーを目指しています」とスリラン氏。調味料も小麦粉や砂糖を使わず、ヘルシーなカレー作りに取り組んでいるとか。

 しかし、最初はフランス料理とは全く勝手が違いうまくいかず、スパイスも一から勉強したそう。自分の好みのスリランカカレーの店に通い、入っているスパイスの知識を得ながら研究を重ねたという。

 同店では、カレーの種類ごとにスパイスやハーブの調合が変わるが、ほとんどのカレーに活用するのがフレッシュな「パンダンリーフ」だ。ルウ作りでは、米油に数種のホールスパイスを入れて香りが出るまで炒め、玉ネギ、塩、ニンニク、ショウガを加える。さらに、そこにパンダンリーフとカレーリーフを入れることで油に香りが入る。

 「パンダンリーフには乾燥させた商品もあるが、出来上がりの香りが全然違う。フレッシュな商品を使用するのがポイント」とスリラン氏。カレーリーフも、乾燥品ではなく冷凍品を使用し、より香り高く仕上げているとか。いずれも、タイ食材の店で見つけて以来愛用する、カレー作りには欠かせない商品となっている。

 ●店舗情報

 「カリーコリー」

 所在地:大阪市西区江戸堀1-19-2

 ●「パンダンリーフ」 原産国=タイ

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