単価上昇に対する価値訴求と間口拡大が問われるオリーブオイル。高付加価値オイルの代表格として依然売場では高い存在感を示す
●スペイン産連続不作 価格適正化必須か
オリーブオイルは今世紀を代表する高付加価値カテゴリーとして食用油業界全体をけん引。健康価値や生使い(生食=かける・あえるほか)などで食用油全体の領域拡大に大きく貢献しているほか、独自のファッション性や世界観などでイメージ向上にも一役買っている。
好調カテゴリーとして成長エンジンを担ってきた一方、23年7月現在、市場は歴史的な逆風下にある。スペイン産を中心とした2年連続での大不作がほぼ