オリーブオイル特集2023

食用油 2023.07.14

　オリーブオイルは今世紀を代表する高付加価値カテゴリーとして食用油業界全体をけん引。健康価値や生使い（生食＝かける・あえるほか）などで食用油全体の領域拡大に大きく貢献しているほか、独自のファッション性や世界観などでイメージ向上にも一役買っている。（村岡直樹）

関連ワード：健康オリーブオイル特集

　●スペイン産連続不作　価格適正化必須か　オリーブオイルは今世紀を代表する高付加価値カテゴリーとして食用油業界全体をけん引。健康価値や生使い（生食＝かける・あえるほか）などで食用油全体の領域拡大に大きく貢献しているほか、独自のファッション性や世界観な…続きを読む

　J-オイルミルズは定番オリーブオイルブランド・JOYL「AJINOMOTO オリーブオイル」を展開。優れた「鮮度」や品質、多彩なラインアップなどで市場をけん引している。21年からは基幹の瓶・エコPET品に加え、低負荷紙パックシリーズ「スマートグリーン…続きを読む

　ニップンは、イタリア産オリーブオイルブランド「DANTE」の取り組みとして、品質訴求によるブランド価値の向上と、同社が展開するイタリア食材との連動で拡販を図っていく。　前期（23年3月期）の販売実績は、価格改定の影響もあり、金額ベースで前年並みで着…続きを読む

　●和食分野でメニュー提案　日清オイリオグループの家庭用オリーブオイルは、早摘みグリーンオリーブのフレッシュな風味が特徴の定番ブランド「BOSCO（ボスコ）」を基幹ブランドとして展開している。同時にくせのない風味で多彩な調理・料理に使える「日清やさし…続きを読む

　昭和産業は、新鮮なスペイン産オリーブを使用した「エクストラバージンオリーブオイル」と、あっさり軽い味わいで多彩な用途で楽しめる「オリーブオイルライトテイスト」を展開。プレミアムオイルの基幹商品として需要に対応するとともに、強みであるミックス粉やパスタ…続きを読む

　野澤組は、相場の厳しさが続くオリーブオイル市場において、「ジュゼッペ・クレモニーニ」ブランドで健康感をさらに訴求した打ち返しを念頭に拡販・認知拡大を図る。種々のカテゴリーの値上がりで高まる生活防衛意識を背景とした、消費者の価格コンシャス志向に対し、付…続きを読む

　●地方スーパー導入巣ごもりの反動　日欧商事のオリーブオイルは、主力のソル・レオーネを中心に、シチリアを代表するワイナリー、プラネタ社が展開するIGP（地域保護呼称認定）高品質オリーブオイルや伊DOP認証と日本のJASのダブル認証をしている有機ソル・…続きを読む

　モンテ物産の販売するオリーブオイルは、ユーザーの嗜好（しこう）や用途別に「グランマエストロ（ピュア＆エクストラバージン〈EV〉）」「バルベーラ（EV）」「ロザーティ（EV）」の3種類を扱う。　2023年は物量で前年の10％増を見込む。2022年の着…続きを読む

　●「赤屋根オリーブの実と葉入り旨み塩」　オリーブオイルを搾った後の果肉ペーストを使用した塩タイプの調味料が話題だ。瀬戸内でオリーブ事業を長く展開する日本オリーブは、通常は破棄される搾油後のペーストに含まれるアミノ酸などのうまみ成分を生かし、これをパ…続きを読む

速報