「焼肉ビジネスフェア2024」で発掘 肉メニューに役立つ! 実力派業務用製品3選

2024.02.05 540号 08面
新星商事「骨無しタッパル」 韓国では定番メニューの「鶏足の激辛炒め」。下味をもみ込み、焼く、炒める、スープで煮込むなど、簡単調理で新タイプの韓国グルメが出来上がる。

新星商事「骨無しタッパル」 韓国では定番メニューの「鶏足の激辛炒め」。下味をもみ込み、焼く、炒める、スープで煮込むなど、簡単調理で新タイプの韓国グルメが出来上がる。

骨抜きで食べやすく、プリッとした食感の激辛味がヤミツキに

骨抜きで食べやすく、プリッとした食感の激辛味がヤミツキに

ヨシダフーズ「ヨシダソース(グルメのたれ)」 アメリカで25年以上の人気を誇る万能調味料シリーズ。

ヨシダフーズ「ヨシダソース(グルメのたれ)」 アメリカで25年以上の人気を誇る万能調味料シリーズ。

万星食品「インジェクションビーフ サーロイン(ストリップロイン)」 軟らかく食べやすいビーフで、どんな業態、調理でも提供しやすい

万星食品「インジェクションビーフ サーロイン(ストリップロイン)」 軟らかく食べやすいビーフで、どんな業態、調理でも提供しやすい

ニュージーランド、オーストラリア産の牛赤身肉に牛脂を注入加工し、真空シュリンクしたサーロイン。コストパフォーマンスを追求し、日本人好みのおいしさと軟らかい肉質が特徴。

ニュージーランド、オーストラリア産の牛赤身肉に牛脂を注入加工し、真空シュリンクしたサーロイン。コストパフォーマンスを追求し、日本人好みのおいしさと軟らかい肉質が特徴。

 ●新星商事「骨無しタッパル」

 流行秒読み!?韓国の新グルメ コラーゲンたっぷりの激辛鶏足

 韓国では定番メニューの「鶏足の激辛炒め」。下味をもみ込み、焼く、炒める、スープで煮込むなど、簡単調理で新タイプの韓国グルメが出来上がる。

 もみじ(鶏の足)を激辛に仕上げた「タッパル」は、韓国で親しまれている定番グルメ。コラーゲンを多く含み、プリッとした弾力のある食感と淡泊なコクが酒のつまみにぴったりで、韓国では人気が高いメニューだ。

 新星商事では日本の居酒屋、焼肉屋に向けて、このタッパルを広く提案している。通常出回っているもみじは骨付きが多いが、同社の「骨無しタッパル」は一つ一つ丹念に骨を抜いているのが特徴。骨を抜く手間が不要で食べやすく、臭みも感じられない。もみじは見た目が少々グロテスクで敬遠する人も少なくないが、骨を抜き、唐辛子ベースの赤い調味料をもみ込むタッパルに仕上げると見栄えもよく、珍味らしい魅力が酒飲みに響くはずだ。

 下味をもみ込んでおくだけで、注文が入ったらさっと炒める、もしくは焼くだけで本場韓国の人気グルメが即提供できる。鶏足はコラーゲンもたっぷりで美容効果も期待でき、低カロリーというのも現代ニーズにマッチする。韓国グルメらしい激辛味と、日本ではまだなじみが薄い目新しさからも「タッパル」は今後、ちょっとしたブームを巻き起こすかもしれない。

 ●ヨシダフーズ「ヨシダソース(グルメのたれ)」

 アメリカ生まれ、日本の味 肉に抜群に合う万能ソース

 ヨシダソースは、「アメリカで生まれた日本の味」というユニークな禅問答じみたソースのシリーズだ。創業者のMr・ヨシダがかつてアメリカで空手を教えていた際、教え子たちのクリスマスプレゼントに、ヨシダ家秘伝の醤油ベースのタレを手作りし、贈ったのがヨシダソースの始まり。そのタレが大評判となったため商業生産し、25年を経た現在では日本を含む14ヵ国で販売されている。ヨシダ家で昔から慣れ親しんでいた自家製のタレをアメリカの香辛料を使ってアレンジして再現した=「アメリカで生まれた日本の味」というキャッチのゆえんだ。

 シリーズのラインアップは現在4種類。「オリジナルグルメ」はヨシダソースの元祖といえる一品。本醸造醤油とみりんを使用したコクのあるテリヤキソースで、食材に絡めながら煮込むと照りとコクが格段にアップする。「スパイシーグルメ」は、「オリジナルグルメ」をベースに、唐辛子、ニンニク、玉ネギ、スパイスを利かせたさらっとした辛口で牛肉に最もマッチする。「BBQ」はトマトペーストをベースに10種類以上のスパイスをブレンドし、ヒッコリースモークで香り付け。イタリアンから中華、豆・根菜類の煮込みまで多彩に活用できる。「糀(こうじ)」は、塩麹をブレンドした味噌のような味わいで、魚、肉にはもちろん野菜にも合う万能ソース。ヨシダソースシリーズは、ベースは“ニッポンの味”でありながらもどこかアメリカンテイストな味わいがブレンドされており、肉料理に絶妙にハマるというわけだ。

 また、4月にはこれらの商品のヴィーガン認証取得を予定している。大豆ミートなどのプラントベースミートに合わせる「ヴィーガン料理のためのミート用ソース」が新登場することになり、こちらもまた見逃せない。

 ●万星食品「インジェクションビーフ サーロイン(ストリップロイン)」

 「軟らかさ」「脂と赤身のバランス」際立つコスパ最強の牛肉

 サシの入った和牛がおいしいのは言うまでもないが、一方で「脂が強い」「高い」という難点もあり、導入しづらいと考える店も多いだろう。万星食品のインジェクションビーフはそうしたニーズを踏まえ、オーストラリア、ニュージーランド産の牛肉赤身に和牛、国産牛の脂を注入して、日本人好みのバランスのよい味に仕上げている。何よりコストパフォーマンスが高く、国産牛と比較しても1kg当たり500~1000円ほど価格が安いイメージだ(製品によって異なる)。

 味の面でも国産牛と遜色はない。しっかりとした肉質の赤身に和牛、国産牛の牛脂を適量、注入加工しているため、脂と赤身のおいしさのバランスが申し分なくジューシーな味わいだ。牛脂を注入することで肉質も軟らかくなり、それでいて脂のしつこさはまったくなく、食べやすさの点では和牛以上と言ってもいいだろう。

 日本人好みの味わいとその軟らかさで、ステーキや焼肉、牛串などどのような調理にもハマるはずだ。リーズナブルさを強みに思い切ったサイズの巨大ステーキや、爆盛りサイコロステーキなどに仕上げると人気を呼びそうだ。

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