この5年かけ進んできた酒税法改定が来年いよいよ最終を迎える。類似酒類の酒税格差を是正する狙いで、21年、23年、26年の3段階で進行。来年10月以降、ビール類では3分野(ビール・発泡酒・新ジャンル)の酒税率一本化が完了。26年10月以降、価格帯の違い…続きを読む
気象庁によると、今年6~8月の平均気温は平年を2.26度C上回って、1898年の統計開始以来、最も暑い夏となった。23年、24年も平年比プラス1.76度Cと過去最高を記録しており、気候変動による“猛暑の状態化”が色濃くなっている。 各所で35度C超…続きを読む
24年の日本人の出生数は統計開始以来初めて70万人を下回った。1949年の出生ピーク(269万人)のほぼ4分の1という水準だ。今年はその49年生まれを含む団塊世代の全員が75歳以上の後期高齢者に移行。30年には高齢者の割合が30%を上回り、人口減少と…続きを読む
今年6月18日、食品サプライチェーンの持続性確保に向けた重要な法律が制定された。旧・食料等流通法の大幅改正・改称版となる「食料システム法」(食料等の持続的な供給を実現するための食品等事業者による事業活動の促進及び食料等の取引の適正化に関する法律)であ…続きを読む
ドライバー職への時間外労働規制の適用開始(24年4月以降、年最大960時間に制限)から1年半が経過した。これに伴う国内輸送能力の低下と運べないリスクの増大--いわゆる「物流の2024年問題」は、近年最大の業界関心事となっていたが、今のところ供給停止な…続きを読む
「物流の2024年問題は、24年で片づく問題ではなく、将来にわたり続いていく問題」--製配販の物流関係者らが早くから指摘していたとおり、今年は物流需給が一段とひっ迫している。食品業界は納品リードタイムの延長などで大きな混乱を回避している状況だが、30年…続きを読む
25年度の市場は物価上昇と所得の伸び悩みに伴う節約志向の進行、物流需給の一層のひっ迫などを受け、消費・コスト環境とも逆風にさらされそうだ。食品値上げに依然歯止めがかからず、人件費やエネルギー価格の上昇も続く中、「サプライチェーンのコスト吸収力が限界に…続きを読む
◇菱食元社長三菱食品元特別顧問・廣田正氏「お別れの会」 11月10日パレスホテル東京で 卸売業の産業化を推進し、業界発展に多大な貢献を果たした旧菱食元社長、三菱食品元特別顧問の廣田正氏が7月3日、老衰のため92歳で死去した。三菱食品は11月10日、…続きを読む
食品卸業界の好業績が続いている。24年度はドライバーの時間外労働規制に伴うコスト上昇や消費低迷の逆風を受けつつも、卸各社は戦略的な取引拡大や食品値上げに伴う価格転嫁の継続、物流合理化などの対応策を推進。コスト上昇分を上回る収益改善成果を獲得し、増益へつ…続きを読む
三菱食品は母体となる菱食の前身企業、北洋商会の1925年の設立から数え、3月に100周年を迎えた。この歴史的な節目の年に三菱商事による同社の完全子会社化が発表され、7月にTOBが成立。今後、三菱食品は非上場会社として、三菱商事と相互の経営資源を一体化…続きを読む