野澤組は、厳しい供給環境が続く市場において、「ジュゼッペ・クレモニーニ」ブランドの安定供給による着実な認知拡大を進める。現地トップブレンダーによる日本の食文化向けの配合を強みに販促展開を計画。価格が変動するタイミングを勝機ととらえ、SNSでの価値発信…続きを読む
日清オイリオグループは、早摘みグリーンオリーブの「BOSCOエキストラバージンオリーブオイル」を展開。厳しい風味評価をクリアした優れた品質が特徴で、定番品として市場をけん引している。加えて近年では、若年層喚起や健康以外の価値訴求による活性化を目指し、…続きを読む
J-オイルミルズでは、JOYL「AJINOMOTO オリーブオイル」シリーズを展開。定番ブランドとして多彩な価格・容量帯を揃え、主力の400gを軸にトライアル層に向けた200g瓶や、紙パック容器「スマートグリーンパック」シリーズの提案を進めている。ま…続きを読む
オリーブオイルは国内食用油を代表する高付加価値カテゴリーとして、近年の食用油市場をけん引。そのままかけるなどの「生使い(生食)」や天然由来の優れた健康価値などで、わが国の食文化向上に大きく貢献しているほか、独自の世界観やファッション性なども支持されて…続きを読む
●健康、環境志向進む 海外市場に拡大余地 寒天の世界シェアでトップを誇る伊那食品工業。さまざまなゼリー強度や粘り、食感を表現できる業務用製品、「健康」と「ちょっと手づくり」がコンセプトの家庭用アイテムなどを多彩に展開している。「新しい世代の消費者ら…続きを読む
●「モロッコ依存」高まる気配 財務省貿易統計によると、寒天用原藻(紅藻類テングサ科)の23年輸入量は1450tで、22年を4.2%下回った。海藻を下処理した原藻は長期間の保存が可能なため、輸入量と消化量(製品の製造量)、需要の増減に相関性はそれほど…続きを読む
テングサは寒天やところてんの原料となる重要な水産資源である。そこでこの寒天の原料となるテングサの2023年の概況について森田商店の森田尚宏社長に話を聞いた。(西川昌彦) --テングサの現状は。 森田 テングサの生育域は南北半球の温帯から亜熱帯であ…続きを読む
●農水大臣賞 山一寒天産業の西尾氏 岐阜県寒天水産工業組合は5月24日、同県恵那市山岡町の山岡農村環境改善センターで第69回岐阜県寒天展示品評会を開催した。 今年度は、優秀賞の農林水産大臣賞に、山一寒天産業の西尾有揮氏が選ばれた。「自分の名前を知…続きを読む
「原藻事情が最大の懸念材料」と話す寒天のトップ企業、伊那食品工業の塚越英弘社長。「国産テングサ、韓国産テングサは生育不良や潮の流れの変化、採集労働者の減少で大幅に採集量が減っており、今後の回復もまず見込めない。調達できる草で何とかするしかない」と話す…続きを読む
夏の需要期を迎えている寒天。多彩なゼリー強度や食感を表現できる粉末寒天、冬場の寒気を生かした製造方法で手掛ける角(棒)寒天、細(糸)寒天など、伝統と先進性を併せ持つ。その足元が今、大きく揺らいでいる。寒天の原料である海藻、原藻が、気候温暖化に伴う海水…続きを読む