連載「海外日本食 成功の分水嶺」では、タイに進出した日本食を事例に、成功に至ったきっかけなどを紹介していく。(バンコク=ジャーナリスト・小堀晋一)
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●多国籍・にぎやかな店を ラオスの首都ビエンチャンで、日本式の炭火焼肉店「朋(とも)」を出店した射庭盛敏さんは元バックパッカー。大学の水産学部を卒業後、カナダに渡り、水産加工品のイクラ工場に勤務。日本向けに輸出の仕事を手掛けるうちに、すっかり「海外…続きを読む
●ラオスへの「恩返し」 東南アジア・ラオス人民民主共和国。つい先日までASEAN+日中韓の首脳会議が開催されていた内陸国だが、どれほどの日本の人がその姿を知っているだろうか。在留邦人は2023年10月現在でわずか578人。隣国タイの7万2000人と…続きを読む
●チェンマイで生きる タイ北部チェンマイ県サンパートーン郡で完全オーガニック農場「サイウン・エコ・フレンドリー・ファーム」とレストラン「サイウン・ビストロ・ワイン&カフェ」を経営する若山修さんは、オーナーシェフと〓(きき)酒師の肩書を併せ持つ還暦6…続きを読む
●放し飼いの健康卵生産 このようなオーガニック卵を生産しているのは、タイ北部チェンマイ県サンパートーン郡で完全オーガニック農場「サイウン・エコ・フレンドリー・ファーム」を経営する東京都出身の若山修さん(60)。放し飼いでニワトリを育てて丸4年。近ご…続きを読む
●厳格な輸入テストへ合格 希少価値が高い日本の幻の酒をタイ側で本格輸入することになった酒類輸入卸販売業「バッカス・グローバル」。オーナーの原宏治さんは2023年暮れの某日、河川港であるバンコク港への入港を指折り数えて待っていた。この輸入テストで十分…続きを読む
●生酒の輸出にチャレンジ きっかけは、海外で味わった一杯だった。「日本では芳醇甘口で銘酒と知られたこの酒が、どうしてここまで味が劣化してしまうのか」。「この酒」とは、江戸時代に創業した老舗日本酒メーカーが生産した著名な一本のこと。飲んだ場所は、日本…続きを読む
●チャンスをくれた恩返し タイ・バンコクのスクンビット地区。高架鉄道BTS直下に新規開業した焼肉居酒屋「ホルモン食堂」の調理担当は、3年半前に閉店した居酒屋「田舎っぺ」時代から変わらず中里博典さん(64)が務めている。横浜生まれの横浜育ち。17歳で…続きを読む
●コロナで撤退も再起かけて 新型コロナによる一時の混迷から急速な回復を見せるタイ・バンコクの飲食業界。日本人も多く暮らすスクンビット地区の一角に、3年半ぶりにその男性の姿はあった。2000年代半ばから最盛期には3店舗の居酒屋などを経営していた杉森美…続きを読む
●ラオスに日本の推し文化 東南アジアの内陸国ラオスで初めてとなるコンセプトカフェ「サイバープラネット」のラオス店。ラオス人、タイ人と計10人ほどの女性スタッフがいる中で、数人の日本人女性らが接客指導などのために日本の本店から現地に派遣されている。 …続きを読む