◇有力専業卸トップインタビュー 漬物と味噌の専門卸として、関西の食品流通を70年以上にわたり支え続けてきた兵漬兵庫食品。今期は経営基盤の強化を重点施策とし、物流の見直しや情報システムの整備など内部の改革を推し進めている。「猛暑や大雨など異常気象の影…続きを読む
◇有力専業卸トップインタビュー 24年から現在にかけて、コメの供給不足と高騰が漬物業界にも影を落としている。東京中央漬物(中漬)の齋藤正久社長は、円安や紛争による資材高騰、物価高も続いて値上げがやまない一年だったと振り返る。「釜めしの素なども売れ行…続きを読む
漬物業界は、国際情勢の深刻化や円安により増大するコスト環境、値上げによる買い控えなど厳しい状況下にある。24年には異常気象によるコメと原料野菜の不足が発生し、供給への影響は現在も続いている。「ご飯のお供」である漬物売場の活性化に向けた新しい価値提案も…続きを読む
食品需給研究センターの「食品生産流通統計」によると、「野菜・果実漬物」の2024年国内生産量は74万0265t、前年比7.7%減だった。食の多様化や物価高による消費減に加え、猛暑・豪雨といった異常気象による原料不足および高騰が影響したとみられる。一部…続きを読む
全日本漬物協同組合連合会(全漬連)によると、2024年の漬物生産量は前年から約6万1700t減少し前年比7.7%減、出荷金額は値上げ効果もあり3615億円と同1.1%減だった。漬物業界では人口減や食の多様化などに起因する消費の低迷、物流費や包装資材と…続きを読む
漬物市場は価格の適正化と、選ばれるための価値訴求に取り組んでいる。新米が出回り端境期のコメ不足が回復しつつある現在、コメの値上げが話題だ。高止まりによるコメ食離れの加速が予想でき、同時に「コメと合う」漬物の消費減も懸念 […]
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◇専業卸有力トップインタビュー 愛知県東海市のダイニチ食品の主力商品「新鮮生一本糖しぼり大根」の販路が東海地方にとどまらず、首都圏や関西などの地方の量販店にまで拡大し、国産回帰が進む中、今後に期待がかかる。今期(25年3月期)からSNSでの情報発信…続きを読む
◇専業卸有力トップインタビュー 「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」。泉州水ナス漬けをはじめとした漬物の製造および卸売を手掛ける堺共同漬物は、今期の経営方針を「不易流行」のひと言で表す。伝統産業である漬物業界の発展には「守…続きを読む
段階的に値上げを実施するも、全面的な価格適正化はいまだ道半ばの漬物市場。コメ食離れによる消費減が長年の課題だが、現在はコメ価格の高止まりが話題となり、今後も消費減退の加速が懸念される。気候変動や世界情勢の影響による原料不足・高騰などの課題も浮き彫りと…続きを読む
◇専業卸有力トップインタビュー 在京有力専業卸の東京中央漬物は節約志向の消費者に漬物が選ばれるための方法や価値を模索している。9月には「物価高に負けず新たな商品価値の発見~和食回帰で漬物摂取~」をテーマに都内で自社展示会を開催。恒例の自社コーナーと…続きを読む