ガリ、紅ショウガ、新ショウガを主としたショウガ漬けに使われる原料ショウガは、その多くがタイ産・中国産の輸入塩蔵ショウガを用いる。25年産はタイおよび中国南部で生育条件に適した天候となり、豊作傾向だった。25年は原料価格が比較的安定したが、来年以降は価…続きを読む
梅生産量の6割を占める和歌山県が2年連続の不作となり、梅干し業界では原料不足に対する懸念が強まっている。同県における昨年の梅収穫量は、2万9700tと過去に類を見ないほど減少。今年は例年の7割程度だとされており、繰り越し在庫がない中で原料事情はさらに…続きを読む
漬物は長年「ご飯のお供」「酒のおつまみ」など副菜や嗜好(しこう)品として親しまれてきたが、近年はダウントレンドが続いている。現在は相次ぐ物価高や米価高騰を受け、食卓への登場頻度の減少が加速。消費者に必要とされる価値訴求や価格の適正化を課題にとらえ、業…続きを読む
2024年の漬物生産量は前年比7.7%減、出荷金額は同1.1%減と苦戦。原料高騰や人手不足、気象影響で業界は厳しい状況が続く。倒産も増加し、体力勝負の様相を見せる。若年層の漬物離れに対応し、情報発信や食育活動を強化。健 […]
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◇トピックス 秋本食品は6月11日、「第45回全国漬物・惣菜展示見本市」を東京流通センター(東京都港区)で開催した。「お漬物で体イキイキ生活」をテーマに、近年の健康志向の高まりや免疫への関心などの観点から漬物を紹介した。例年2日間だった開催期間を今…続きを読む
◇トピックス 浅漬け・野菜加工食品の製造販売を行うアキモは、漬物業界の中でも率先してDXに取り組んでいる。6月3日、日本食糧新聞社主催の「食品ニューテクノロジー研究会」が年に1度実施している見学会セミナーで、同社の本社工場(栃木県宇都宮市)とカルビ…続きを読む
◇トピックス 和歌山県みなべ町と田辺市にまたがる「みなべ・田辺の梅システム」は、2015年に国連食糧農業機関(FAO)によって世界農業遺産に認定された。約400年の歴史を持ち、急峻な地形と痩せた土壌という厳しい自然環境の中で育まれてきたこの農業シス…続きを読む
愛知県稲沢市の天長食品工業の今期(25年7月期)売上げは魚介缶詰や梅干しなどの輸入販売がけん引する形で前年比2桁増の約85億円で着地する見込みだ。一方、漬物の売れ行きは低迷が続く。そこで来期12月をめどに完了する工場の設備更新を機にリパック加工機能を…続きを読む
漬物や惣菜珍味を製造販売する三幸の25年9月期は、前年に引き続き増収増益で着地する見通しだ。原料高騰やコメ不足などの逆風が吹き荒れる中でも、新規販売チャネルの開拓や価格改定により売上げを押し上げ、利益を確保した形。一方で来期も原料高騰のリスクを抱えな…続きを読む
新潟市西区・赤塚地域の大根のたくあん漬けなどを製造販売するヤマキ食品の今25年8月期は、3年連続となる赤塚産大根の不作に苦しんだ。また、味噌漬けなど一部商品が、市場のコメ不足の影響で伸び悩むなど苦戦を強いられる一年だった。大根の供給については、農家の…続きを読む