代替食・プラントベースフード特集:“課題”“伸びしろ”にアプローチを
2024.10.15◆23年は450億円規模に 国内プラントベースフード(PBF)市場では第2次成長期へ向けた助走局面を迎えているが、第1次成長期でみえた“課題”と“伸びしろ”に対し、どうアプローチを進めていくかが重要となる。全方位的な価格改定(値上げ)の定着、訪日外…続きを読む
●ブランドの品揃え拡充 くらこんは動物性原料、調味料(アミノ酸等)を一切使わず、豆や海藻を主体とした全品がビーガン対応のヘルシー商品ブランド「Good for Vegans」の品揃えを拡充し、多様な食シーンへの対応を強化している。 同シリーズはプ…続きを読む
●水産資源の課題に対応 ケンコーマヨネーズは、乳製品やタマゴ、肉類を使わず、植物性原料を中心に仕上げたプラントベース商品として「HAPPY!! with VEGE」シリーズ計10品を展開している。今秋には、同社初の魚系代替商品として「お豆でつくった…続きを読む
●水産資源問題見据え参入 居酒屋メニューの定番「たこわさび」の開発企業として知られるあづまフーズがプラントベースフードの製造販売をスタートしたのは2014年だ。水産加工品以外の柱を模索する中で、海外向けのベジミート(大豆加工品)に取り組み、「ソイマ…続きを読む
●「スティリーノ」でけん引 マリンフードは、独自開発したチーズ代替素材「スティリーノ」の提案を通じ、多様化する食のニーズへの対応を進めている。9月には「スティリーノ」を使用した生食タイプのスライス「コレステロール98%オフヘルシースライス」を発売し…続きを読む
●大豆加工技術など生かす 味噌のトップメーカー、マルコメが培ってきた大豆加工の技術、開発力を生かし展開する大豆ミート「ダイズラボ大豆のお肉」シリーズ。ミンチ、スライス、ブロックの多彩な形状と、乾燥やレトルト、冷凍の仕様でラインアップする素材型アイテ…続きを読む
●ダイエットへ植物性主食 カゴメは今秋、「カゴメプラントベース」シリーズのラインアップを拡充する。野菜と豆から作った「ごろっとお豆のチリトマトスープ」「ごろっと根菜のスープカレー」を、8月27日から新発売している。同シリーズから、スープを発売するの…続きを読む
●優れた再現性が特徴 キユーピーではプラントベースフードなどの“サステナブルな食”を揃えるブランド「GREEN KEWPIE(グリーンキユーピー)」を展開している。ドレッシングや「HOBOTAMA」(スクランブルエッグ風・加熱用液卵風)、マヨネーズ…続きを読む
●大豆ミート認知向上も 伊藤ハムは大豆ミート商品について、ここ数年、伸びは鈍化しており、市場も同商品も十分に拡大できていないカテゴリーとして見ている。 実際に顧客が購入するまでには至っておらず、引き続き、大豆ミートの認知率を向上させること、「おい…続きを読む
●分かりにくさ・敷居の高さ払拭 不二製油は世界屈指のPBF技術を保有、多種多様な植物由来素材を揃える。国内を代表するメーカー・サプライヤーとして創業以来長く植物性素材事業を展開するが、植物性ブランド「GOODNOON(グッドヌーン)」にさらに注力。…続きを読む
●乳と植物性の共存提案 今春からPBF市場へ本格参入を果たした雪印メグミルクは、酪農を基盤とする乳業メーカーとして、乳(ミルク)と植物性アイテムの「共存」を提案する。環境課題や社会課題を背景に、新たな食の選択肢としてエンドウ豆をベースにブランド「P…続きを読む