薩摩酒造は、市場全体として依然厳しい状況にあるとみている。一方、価格競争やコモディティ化から抜け出そうとする動きがみえる。そう感じている。昨年は、価格改定による仮需の影響もあり、需要の実態が見えにくかったという。また、サツマイモ基腐病による原料調達の…続きを読む
三和酒類は、2022年秋に各社で芋焼酎の価格改定があったこともあってか、2022年夏場は同社商品の実績が堅調だった。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の扱いの5類移行後は、業務用需要もコロナ禍前とはいわないまでも復活。ただ22年実績の影響もあり、昨…続きを読む
霧島酒造は昨年9月、「サツマイモ基腐病」の抜本的な対策として、「霧島さつまいも種苗生産センター『イモテラス』」を稼働させた。生産農家のへ病害発生リスクの少ない健全なサツマイモ苗を供給する足掛かりと位置付ける。昨年10月にはポット苗(親苗)の供給を開始…続きを読む
そば製焼酎の23年実績は、6157kl(構成比1.7%)で前年比7.2%減となった。主産地別で見ると宮崎県が前年比5.1%減の4394kl、福岡県で同13.1%減の1519klだった。宮崎県で減少率がやや改善された一方、福岡県では減少幅が大きくなった…続きを読む
酒かすのほかごま・黒糖といったその他の原料で造られる本格焼酎は、23年実績で前年の1万1737klに比べ0.5%減の1万1673kl(構成比3.3%)となった。減少幅は小さく、ほぼ前年並みで着地している。 その他分野で一定の存在感を放つのが、ごま焼…続きを読む
麦製焼酎の23年実績は15万3416kl(構成比43.2%)だった。前年の16万3488klに比べて6.2%減。主産地では大分県が7万9963kl、前年比6.1%減、福岡県が2万9925kl、同8.8%減となった。特に福岡県では減少傾向が顕著だ。 …続きを読む
コメ製焼酎の23年課税移出数量は2万9690kl(構成比8.4%)。前年の2万9897klと比べて0.7%減となった。最大産地である熊本では、1万0209klで前年比0.5%減だった。コメ製焼酎での大きな変化は、焼酎原料全体に占める構成比だ。構成比は…続きを読む
構成比が最も高い芋製焼酎の23年課税移出数量は、15万4434kl(構成比43.5%)で前年の16万5230klに比べて6.5%減となった。シェアの高い県別で見ると、宮崎県が8万9936kl、前年比10.3%減、鹿児島県が6万0559kl、同1.0%…続きを読む
日本酒造組合中央会がまとめた23年(1~12月)の本格焼酎課税移出数量は、35万5370klとなり前年の37万6983klと比べ5.7%減だった。原料別でみると芋が15万4434kl(構成比43.5%)で前年比6.5%減。麦は15万3416kl(同4…続きを読む