キッコーマン、「めんみ」9月1日から北海道を除く全国で発売
キッコーマン㈱(東京都千代田区、03・3233・5511)は、濃縮つゆの代表的製品である「めんみ」の品質とラベルを一新、9月1日から北海道を除く全国で発売開始する。
「めんみ」は昭和36年(1961年)に発売開始以来、めんつゆをはじめ幅広く家庭で利用できる万能つゆとして多くファンに愛用されてきている。
今回発売される新めんみは、去る3月に発売開始されたストレートつゆと同様、原料・製法を根本から見直し、おいしさを追求した同社の自信作。商品開発ではいかにダシを生かしながらコクを生み出すかにポイントがしぼられている。
まず、しょうゆの品質にこだわって特選丸大豆しょうゆを使用。この原料大豆に良質の丸大豆一〇〇%を使用したハイグレードなしょうゆによって、まろやかで深い旨味とコクがありダシの風味を生かした。ダシは液体かつおだしなどの製品化に成功している同社ならではのノウハウでつくってある。また、希釈しても旨味が十分感じられるなど伸びがきき、経済性(ストレート三〇〇㍉㍑は四人前だが、新めんみは一五名分)、汎用性もアップして徳用なつゆとなっている。
現在、濃縮つゆは家庭用つゆの約四四%を占め、過去四年間で三〇%増と順調に伸び続けている。煮もの、天つゆなどさまざまな料理への利用ができる農縮つゆの経済性がこれだけの支持を得ている一因となっている。
なお、3月新発売のストレートつゆは、当初二〇万ケース(一ケースは三〇〇㍉㍑×一二本)の販売計画だったが、7月で三〇万ケースを突破、年末までは四〇万ケース台乗せが予想されている。
新めんみは三〇〇㍉㍑びん×一二×二で一ケース、一本卸二〇〇円、小売二五五円。一㍑PETボトル×六×二で一ケース、一本卸五一七円、小売六六〇円。