キッコーマン、北海道産昆布使用「昆布しょうゆ」道内発売
【札幌】キッコーマン(株)札幌支店(札幌市中央区、011・261・1291)は、このほどキッコーマン・北海道産しょうゆに、北海道産昆布でとった、昆布だしを加えた「キッコーマン昆布しょうゆ」=写真=を道内地区で新発売した。
生産は最新鋭の設備を持つ同社国内最新工場のキッコーマン千歳工場で、特に、道内では地場メーカーから昆布醤油が出され静かなブームを呼んでいるが、業界最大手のキッコーマンが乗り出したことにより、昆布醤油人気に拍車をかけそうだ。発売地域は、道内限定でなく、関東、新潟地区での発売を計画しており、全国に火をつけそうな気配。
この「昆布しょうゆ」の特徴は(1)うまみ豊かな良質だしがとれる北海道産昆布を使い、キッコーマン独自の抽出法で煮出した昆布だしを使用(2)醤油づくりに欠かせない小麦を道産で、北海道の恵みを生かし、伝統ある本醸造の技でつくりあげた、キッコーマン千歳工場産こいくち醤油がベース(3)塩分は、こいくち醤油と減塩醤油の中間一三%、やわらかな口あたりも特徴のひとつ。味もバランスも良く、昆布のうまみが生きている。容量・荷姿は一本一リットル希望小売価格五〇〇円。なお、キッコーマン千歳工場は、地元に根ざした醤油づくりをモットーに、北海道産の醤油を生産。同工場には、ミニ博物館や工場内の見学設備が充実しているのも特徴で、道内から数多くの見学者を迎えている。毎年7月には、工場開放を実施。