ベタつき解消「泣かないきな粉」開発~群馬製粉

粉類 2000.03.20 8664号 6面

和菓子原材料の専門メーカー、群馬製粉(株)(群馬県渋川市、0279・22・3302)はこのほど、粉体にありがちな「泣く」という現象を解消する「泣かないきな粉」(写真)を開発した。

従来から、きな粉のような粉末状のものを湿度の高いところに長時間置いたり、水気を含む食材にトッピングすると、きな粉自体ベタベタ(泣いて)してしまう。また、チルドや冷凍技術が発達したものの、使用時の離水時に悩まされていた。そんな泣くという現象が解消されたことで、商品価値を一層高めた商品。

同商品の特徴および用途は次の通り。

水分を吸いにくいので、特に水分の多い餅生地や和菓子に振りかけて冷解凍しても、いつまでもさらさらで、菓子の新鮮さを保持する一方、香りや味に優れている。

性状は、黄色粉末。用途は、各種和菓子、パン、洋菓子。組成は、きな粉九七%、乳化剤三%。商品形態は、二キログラム×六入り

なお、口解けをよくするため、四〇度C以上になると吸湿するように調整されているので、高温での使用・保存は避ける。

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