トピックス:大和薬品、健康食品「バイオブラン」の研究報告相次ぐ

2004.02.10 103号 10面

大和薬品(株)(東京都世田谷区、電話03・5430・4050)は昨年末に、主力の健康食品『バイオブラン』について、安全性と有効性など相次いで研究発表を行った。今年3月には、「バイオブラン研究会2004年大会」を東京・KOKUYO HALLで開催、最新の研究を報告する。

『バイオブラン(米ぬかアラビノキシラン誘導体)』は米ぬかを酵素修飾した健康食品。昨年11月に東京・大手町産経プラザで開催された「第七回生活習慣病対策研究会」では、機能性食品としての安全性と有効性について科学的立証を報告。

12月には東京・日本都市センター会館で開催した「第三回国際フードファクター会議」では、介護老人保健施設に入居中の高齢者五〇人に米ぬかアラビノキシラン誘導体の風邪症候群予防効果を検討、風邪症状の発現期間を短縮させ症状の悪化と対症療法の必要性を軽減、呼吸器感染症急性期の身体的負担軽減の有用性を報告した。

さらに日本代替・相補・伝統医療連合会議が同月、「第七回JACT大会2003神戸」を神戸国際会議場で開催。大森隆史氏(銀座サンエスペロ大森クリニック)が、「バイオブランとサメ抽出脂質の組み合わせは、免疫系の増強と血管新生抑制というがん治療における重要な反応があり、代替医療的な補完を行う可能性がある」と発表した。

今年3月14日には、「QOLの維持と延命を目指す癌休眠療法と食品機能の接点」をテーマに、「バイオブラン研究会2004年大会」を開催予定。同研究会は、バイオブランでの基礎研究や臨床研究をしている第一線の病院・大学の医師の集まりでその成果を発表する。「がん休眠療法」を提唱している高橋豊金沢大学がん研究所腫瘍外科助教授による特別講演も予定している。

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