中国福建省発・ウーロン茶の研究発表 体内の活性酸素を消す効果
中国古来のウーロン茶が日本で缶入りウーロン茶として発表されてから一五年たった。今では日本人の生活に根づき、多くの人に親しまれている。
「健康にいいらしい」というウーロン茶を科学的に解明しようとする研究が続けられる中、中国福建茶葉進出口公司が主催、サントリー(株)が協賛で「健康フォーラム 美容・健康とウーロン茶」(ウーロン茶の新しい可能性)」が先月中旬にホテルオークラ・平安の間(東京都中央区)で開催された。
第一部では「中国福建省発ウーロン茶の研究発表」をテーマとし、福建省中医薬研究院、陳玲氏が講演した。
ウーロン茶の成分であるウーロン茶ポリフェノールによる活性酸素の消去についてや、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ=酵素)の働きを強める効果についてなど、ウーロン茶飲用による健康面への成果の研究が報告された。
第二部では城戸真亜子さん(女優・画家)がコーディネーターを務め、陳玲さん、左能典代さん(作家・日中文化交流サロン「岩茶房」主宰)、とよた真帆さん(女優)が、各自の日常生活においてのウーロン茶のとり入れ方など被露した。
一五〇名の参加募集に対し、約六〇〇名もの応募があったことから、日本人のウーロン茶に対する関心の高さがうかがわれる。