波動を高める生活学:ピーマン
苦味が災いしてか、嫌われ野菜の代表といわれるピーマン。しかし身体に良い有効成分を豊富に含むといわれる。
含有成分でまず注目したのはビタミンC。100g中に約80mgのビタミンCはレモンに匹敵する。一般的にビタミンCは熱に弱いが、ピーマンの過熱によるビタミンCの損失は他の野菜より少ない。ビタミンCの美肌効果や風邪予防の効果を『皮膚』『感冒』の波動測定値で確認していただきたい。次にβ─カロテンは、体内でビタミンAに変わり眼などの健康に作用する。また、ビタミンAやCは活性酸素を消去し、脂質が酸化されて生成する「過酸化脂質」を抑制する働きがある。その値が2桁に達しているのは特筆ものだ。
ミネラルではカリウムが豊富で、塩分(ナトリウム)の過多による高血圧を抑制する。さらに、葉緑素が高コレステロール血症を防ぐ、ビタミンPが血管を丈夫にするなど、血液関係に作用する。
日本では緑色のピーマンが主流だが、アメリカでは赤いピーマンが多く流通している。緑色が熟すと赤く色づくのだが、同時に栄養素もアップする。特に赤色の色素である「カプサンチン」は強力な抗酸化力を発揮する。そこで、赤ピーマンの波動測定を行った。緑ピーマンと比較してすべての項目において波動数値が良いとはいえないが、これは産地や生育条件の違いであろう。赤ピーマンには甘味があるので、緑ピーマンが苦手な人にはぜひお勧めしたい。
(めいらく波動医科学総合研究所・編)