カエル先生のかんたんストレッチ:足の疲れをとる(ひざ下)

1996.11.10 14号 7面

秋も深まってまいりました。山の紅葉もきれいです。最近、山歩き・ハイキングなど、郊外へ遠出したという話をよく耳にします。ちなみに私はというと、相変わらず毎日水の中、プールにどっぷりつかっていますが…。

山歩きの楽しい話の後、たいてい足がだるい、痛い、という話が続きます。マッサージ・ストレッチなどのアフターケアと日々の筋力トレーニング、おこたらないでほしいものです。本日はヒザ下のトレーニングとマッサージについてお話ししましょう。

足の下部を、前面(すね)・後面(ふくらはぎ)の二つにわけて考えます。とくに忘れがちになるのはすねですが、この二つとも大切にするのがポイントです。

まずはトレーニング。

(1)ふくらはぎ つま先立ちになり、かかとを上げ下げする。そのとき、ヒザの曲げ伸ばしはしないで。平面でやってもOKだが、段を利用する(土踏まずより前を段に乗せ、かかとは浮いた状態)と、より効果的

(2)すね かかとをつけたままでつま先を上げ下げ。できればつま先で山を描くようにする。ヒザは左右にふらず動かさないで行うのがポイント。

次にマッサージ。筋肉にそって揉みほぐせばよいのですが、ここでのポイントは、筋肉が縮んだ状態で行うことです。

(1)ふくらはぎ つま先を伸ばした状態(ふくらはぎの筋肉が収縮)で、骨と肉のわかれ目を揉みます。

(2)すね 足首を曲げた状態(すねが収縮)で、骨の外側の横の筋肉のもり上がりを中心に揉みます。

(1)(2)とも座ってやればラク。足首の力を抜いて行いましょう。以前にお伝えした、足首回しも効果的です。エッ、忘れた? リサイクルに出す前に古新聞のひもをほどいて探してください!!新聞と一緒に、あなたの足も再生紙(し)ましょう。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら