夏休み、収穫体験に出かけよう! 日本の真ん中、嬬恋キャベツは真ん丸
待ちに待った夏休み。高原に出かけるなら試したい収穫体験。青空の元、気持ちいい汗をかきながら、包丁を借りてヨイショヨイショ。刈り取ったキャベツは持ち重りするくらいの迫力。えっ、1.5kgもあるの?「へぇ、キャベツってこんな風に育つんだ~」。
(取材協力/嬬恋村観光協会 電話0279・97・3721)
群馬県・嬬恋村ではキャベツのことを玉菜(たまな)と呼ぶ。だから植え付けは「玉菜植え」、収穫は「玉菜切り」。
夏から秋にかけてキャベツは嬬恋村産が首都圏で80%を占めるほど。キャベツは、高温や干ばつに弱く、育成の適温は15~20度C。嬬恋の平均気温は6~9月がちょうどこの範囲。また夏の降水量が多く昼夜間の温度差が大きいこともおいしいキャベツができる条件にピッタリだ。
それからもう一つ。嬬恋村は日本のほぼ中央。真ん中から京浜、中京、京阪神、四方へ出荷されていくイキのいいキャベツたち。このひと玉は、千切り?ロールキャベツ?…どんなメニューになるのかな。
キャベツは最初から玉があって、それが大きくなるのではないのだ!
畑に植えられ、ある程度育ってくるとホルモンの関係でいままで外側に反っていた葉が内側に向く。それが玉になる始まり。それから玉の芯で新しい葉がどんどん作られ、大きくなりながら外側へ追いやられていく。そこで外側の葉にせき止められて、それ以上外へ行けなくなり、中が葉で詰まって玉になる。
最初にできるのは「キャベツの入れ物」。だから目で見て大きくても、中身がまだまだ…の成長中も。収穫する時、気をつけなくちゃ。
◆嬬恋キャベツはイオンの「グリーンアイ」で
農薬や化学肥料、抗生物質の使用を抑えて作った、イオンの農・水・畜産物ブランド「グリーンアイ」の中でも、農産物は自然のもつ力を最大限に生かして生産され、おいしく栄養があり地球環境にやさしいことをコンセプトとしています。
「グリーンアイ」の5つの基準。
(1)人工着色料、人工保存料、人工甘味料を使わない食品を扱います。
(2)化学肥料、農薬、抗生物質などの化学製品の使用を極力抑えて生産します。
(3)適地、適期、適作、適肥育など、自然力によるおいしさを大切にします。
(4)環境や生態系の保全に配慮した農業をサポートします。
(5)自主基準に基づき、生産から販売までを管理します。