夏の水分・糖質補給にピッタリの桃

2007.07.10 144号 7面

水分と糖質が魅力の桃は、夏の暑さによる渇きや疲れをいやすのにピッタリのフルーツ。主成分の分解されやすいショ糖は、即効性のあるエネルギー源。水溶性食物繊維のペクチン、カロテン、カリウム、ビタミンCやA、Bも。

その桃の生産量日本一は山梨県。果肉が緻密で甘く、果汁いっぱいの「白鴎」、大玉で果皮が鮮紅色の「浅間白桃」などが代表品種。果樹に実がつき始めの頃に、良さそうな実だけを選んで残して他を摘み取る「摘果」により、大きくておいしい桃がたわわに実る。

桃は収穫後も追熟する。果肉がやわらかくなる頃の方が果汁も豊か。ただし甘さは増えないので、歯触りしっかりがお好みならばお早めに。冷やしすぎると風味が落ちるので、食べる1~2時間前に冷蔵庫に。長時間入れておく場合は一つずつ紙に包み、箱などに入れて冷気に直接触れないように。

頭(枝付きの反対側)と果皮近くが甘みが強く、逆にくぼみのある枝付き部と種近くは味が薄いので、切り分けるときは縦にそぎ切り。果肉にレモンの絞り汁を塗ると変色を防ぐことができる。

JA全農やまなしでは、「果物の正しい食べ方」として、胃が空っぽの時に、新鮮で熟したものを食べることをお勧めしている。詳細は「常識破りの超健康革命」(松田麻美著、グスコー出版)に。

◆ピーチヨーグルトのババロア

<材料>

・桃…………………1個

・ヨーグルト………200g

・生クリーム………100g

・卵黄……………1個

・グラニュー糖…80g

・ゼラチン……大さじ1

・水…………………50g

・洋酒(コアントロー)………………10g

<作り方>

(1)ゼラチンを水でもどす。

(2)Aを混ぜる。

(3)ヨーグルト、生クリームを加え、湯煎したゼラチン(1)を加える。

(4)ボウルに(2)と(3)と5mm角に切った皮付きの桃を入れて、氷を当てながらとろみをつけ、型に入れて冷やす。

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