夏の水分・糖質補給にピッタリの桃
水分と糖質が魅力の桃は、夏の暑さによる渇きや疲れをいやすのにピッタリのフルーツ。主成分の分解されやすいショ糖は、即効性のあるエネルギー源。水溶性食物繊維のペクチン、カロテン、カリウム、ビタミンCやA、Bも。
その桃の生産量日本一は山梨県。果肉が緻密で甘く、果汁いっぱいの「白鴎」、大玉で果皮が鮮紅色の「浅間白桃」などが代表品種。果樹に実がつき始めの頃に、良さそうな実だけを選んで残して他を摘み取る「摘果」により、大きくておいしい桃がたわわに実る。
桃は収穫後も追熟する。果肉がやわらかくなる頃の方が果汁も豊か。ただし甘さは増えないので、歯触りしっかりがお好みならばお早めに。冷やしすぎると風味が落ちるので、食べる1~2時間前に冷蔵庫に。長時間入れておく場合は一つずつ紙に包み、箱などに入れて冷気に直接触れないように。
頭(枝付きの反対側)と果皮近くが甘みが強く、逆にくぼみのある枝付き部と種近くは味が薄いので、切り分けるときは縦にそぎ切り。果肉にレモンの絞り汁を塗ると変色を防ぐことができる。
JA全農やまなしでは、「果物の正しい食べ方」として、胃が空っぽの時に、新鮮で熟したものを食べることをお勧めしている。詳細は「常識破りの超健康革命」(松田麻美著、グスコー出版)に。
◆ピーチヨーグルトのババロア
<材料>
・桃…………………1個
・ヨーグルト………200g
・生クリーム………100g
A
・卵黄……………1個
・グラニュー糖…80g
・ゼラチン……大さじ1
・水…………………50g
・洋酒(コアントロー)………………10g
<作り方>
(1)ゼラチンを水でもどす。
(2)Aを混ぜる。
(3)ヨーグルト、生クリームを加え、湯煎したゼラチン(1)を加える。
(4)ボウルに(2)と(3)と5mm角に切った皮付きの桃を入れて、氷を当てながらとろみをつけ、型に入れて冷やす。