らくらくリラクゼーションWHAT’S:多糖類パック

1997.03.10 18号 7面

素肌美人。‐‐心そそられる言葉だ。スッピンがきれいとほめられて、うれしくない女性はいない。今回のらくらく体験隊の訪問先は、その“素肌美人”という言葉を名称にした所。化粧品会社の(株)CACが昨年、千葉県流山市に設立したメディカルエステティックサロン(Tel0471・55・7337)だ。

皮膚(ふ)とは、人間の身体の一番外側を覆うカバーでしかないというイメージがないだろうか。ところが素肌美人館の説明によると、皮膚の一番の任務は排泄機能だという。

「健康な素肌は二八日周期で生まれ変わるということはよく知られていますね。これは皮脂や汗、古い角質層であるあかを、正常に排泄しているということです」(CAC化粧品学術部消費者相談室)。確かにあかが出るのは、いらなくなったものを排泄するということに違いないと妙に納得する。

「だから、何よりこの排泄サイクルがスムーズに行れるようにするのが、美しい素肌を保つために最も重要なポイントです」。石油系化粧品の防腐剤、酸化防止剤、鉱物油などが肌に残っていれば、当然この排泄作用はうまく行われない。そうした化粧品や紫外線、寒冷などの影響で角質層が荒れると、水分が蒸発しシワ、シミ、たるみといった肌トラブルの原因が発生する。

そこで、このサロン施術の主役、多糖類パックが登場する。聞き慣れない多糖類パックとは何だろう。「人間の細胞の栄養源は間質液に含まれていますが、この成分が多糖類とアミノ酸。つまり、肌の栄養源と同じものを用意しているわけです」。

このパック液が浸透することで、角質層を保護しながら保水・保湿機能に働きかけ、自然治癒(ゆ)力が増して皮膚細胞の活性が促されるという。

肌のトラブルは顔だけとは限らない。身体全体のトラブルのために、ここでは多糖類パックバスもある。アトピー性皮膚炎の治療にも、抜群の効果を発揮しているという。

ところで、この多糖類。そんなに良いものだったら、飲用にはならないかという気がするが、やはりあった。多糖類ドリンクは今月号のテーマ、活性酸素追い出し作戦でも、大きな結果を出しているそうだ。

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