ダイエット食にお勧め「冬瓜(沖縄産)」
「4月10日は冬瓜(とうがん)の日」。先月10日、東京・虎ノ門パストラルにおいて、とうがんのふるさと・沖縄から県経済連が上京、高らかに宣言を表明した。冬瓜は沖縄では「しぶい」と呼ばれる。収穫の最盛期は4~6月、そのハシリの時期であ“しぶい”の4月、“とうがん”の10日がこの日に選ばれた摸様だ。
沖縄は言わずと知れた長寿県。県民のその長寿体質は食習慣に由来するとされている。沖縄の代表野菜である冬瓜も、利尿作用を促す、熱冷ましやむくみに効く--など、出身地に恥じない効果を持っている。最近では冬でも栽培できる周年野菜となり、低カロリーであることからダイエット食・病院食などにも広く利用されている。全国的には在来種の「琉球とうがん」が主流だが、県下においては独自の品種「ヘルシーボール」も好調で、今後はますます多様化が期待できる。
大会では「冬瓜の味噌鍋」「冬瓜味噌鍋」など代表的メニューのほか、「冬瓜のエビしんじょ巻き」「冬瓜釜・ふかひれとじ蒸し」など新作メニューも披露された。ここでは代表メニューの中から一品、レシピを紹介したい。
とうがん味噌鍋
●材料(5人分)
とうがん1個/白菜1/4/ごぼう1本/人参1本/ニラ1束/いわし5本/生姜10g
調味料:かつおだしカップ5/合わせ味噌40g/酒少々
●作り方
1.とうがんは角切りにしてボイルしておく。人参は半月に切り、ごぼうはささがきにして、白菜・ニラは適当な大きさに切る。
2.いわしは三枚におろし、皮を取りフードカッターに入れる。生姜はみじん切りにし、おろし山芋・卵・酒・合わせ味噌を入れて混ぜ合わせる。
3.鍋にかつおだしを入れ、とうがん・人参・ごぼうとミンチにしたいわしをスプーンで取り、最後にニラを入れる。