今月のイチオシ商品:日清食品「とんがらし麺シリーズ」

2000.03.10 54号 13面

日本の食卓は前代未聞の辛味ブーム。特に韓国の漬物キムチは「過去に例をみない成長ぶり」と昨年から大売れ状態。若い女性は「マイ七味唐辛子」をかばんに入れて持ち歩いているほど。

そのブームの発端は唐辛子の辛味成分「カプサイシン」のダイエット効果にある。カプサイシンが身体の代謝機能を高め、脂肪の蓄積を防ぎ体内脂肪も燃焼させる働きがあることが分かってきた。新陳代謝が活発になれば美肌効果も期待できるし、ダイエットにもなるなら女性が目を付けないわけがない。

そして1月14日に全国一斉発売されたのが日清食品(株)の『とんがらし麺シリーズ』の(1)キムチ・海鮮チゲ味(写真左)、(2)キムチ・ユッケジャン味(写真右)、(3)焼そば キムチ・コチュジャン味(写真中央)の三品。特徴は三品とも唐辛子のうま味や辛さをスープだけでなく、主役の麺に練り込んであること。香りが良く、小麦のうまさが引き立っている。麺に使用した唐辛子は韓国鎮川(チンジョン)産、スープには辛み成分の多い中国産天鷹(てんたか)。さらに辛さを調整できるように「激辛パウダー」が付いている。

キムチ・海鮮チゲ味は口の中でストレートに辛みが伝わるフライ麺を使用。海鮮だしベースのピリ辛キムチスープがよく絡みスープもろとも飲み干すおいしさ。キムチ・ユッケジャン味はノンフライ麺に韓国料理の代表「ユッケジャン」味を再現。牛肉ベースのピリ辛スープ。焼そば キムチ・コチュジャン味は麺に最も多く唐辛子を練り込んだコシとツルミのあるフライ麺。のどで辛さを感じる味わいだ。

刺激あるインスタント麺の登場は二〇〇〇年の新しい潮流となりそうだ。

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